マイルストーンとは?ビジネス上での意味と書き方の注意点
マイルストーンは「スケジュールの管理法」のこと
マイルストーンの意味とはなんでしょうか?辞書を開くと、
【Milestone】
①里程標。 マイル標石。
②画期的な出来事(歴史・人生など)、重要な時点。
と記されています。しかし、ビジネスで使われる「マイルストーン(milestone)」の意味としては、「各作業工程の節目(目標完了の計画日時など)」という意味に当たります。つまり、マイルストーンは、タスクやプロジェクトのスケジュール管理法を意味するのです。これがあると、プロジェクトの進行に大きく役立ちます。しかし、その書き方が分からなければ意味がないでしょう。ここではマイルストーンの書き方について3つのステップで解説します。
マイルストーンの書き方①:タスクの設定をする
マイルストーンの書き方を知るには、そもそもとして対象となるスケジュールがなければなりません。そこでまずはスケジュールの要素になる「タスク」を洗い出し、設定していきます。タスクにはカテゴリとなる「大項目」と、細かい作業内容になる「中項目」や「小項目」があります。タスクの抜け・漏れによってマイルストーンが達成できなくなるので、まずはこれをしっかりと洗い出しましょう。
表計算ソフトでタスク管理票を作成する
マイルストーンを後々作成するためにも、なるべくであれば表計算ソフトを使って「タスク」管理をしておく方が良いでしょう。最上段に「マイルストーン」用の空欄を作り、次の行から大項目、中項目、小項目と言った順に作成をするといいでしょう。ここで既に説明をしてしまいましたが、マイルストーンの書き方で大事になる第1のポイントは「空欄を残しておく」ことです。
マイルストーンの書き方②:日程の割り振りをする
マイルストーンはあくまで基準となる日付のことです。したがって、最後に書くことになります。そのため、次にすることはタスクの作業日程を割り振ることです。例えば「A」と言う項目に対して2日間、「B」には3日間と言った具合に分けていきます。なお、日程は過去の経験や、一般論として必要とされる日数によって割り振りがされるでしょう。
割り振りはマイルストーンからの逆引きもある
ここでもマイルストーンの書き方のアドバイスをします。日程の割り振りは基本的には必要とされる期日を割り当てていき、積み上げていく方式が取られます。しかし、一方でビジネスでは納期などのマイルストーンとなる日付があります。そこで予め決めてあるマイルストーンから、工程を割り出し、日程を割り振りしていく方法もあります。こうした方法も覚えておくといいでしょう。
マイルストーンの書き方③:マイルストーンを設定する
最後にマイルストーンを設定します。マイルストーンの書き方は、表計算ソフトに罫線を入力して書くようにします。これによって一目見れば、マイルストーンの期日を把握できるようになるのです。なお、別の書き方としては「背景色を変える」等があります。また、最初の時点で空欄を空けておいた行に、コメントを入れておくと、より分かりやすい書き方になるでしょう。
マイルストーンはプロジェクトの最初に決定する
マイルストーンは予定となる日程のことです。したがって、決まり方はキックオフ・ミーティングなど、プロジェクトの最初の方に決定されます。このマイルストーンの代表的な日にちとしては、例えば「テスト開始日」や「リリース日」、「試写会」等があるでしょう。こうしたある程度の工程が進んでいる時点、区切りが良い時点にマイルストーンが置かれます。
マイルストーンはスケジュール管理法!「タスクの洗い出し」や「日程の割振」を済ませて書くのがコツ
マイルストーンの書き方について見てきましたがいかがだったでしょうか。マイルストーンは目印となるラインです。したがって、表計算ソフトでは罫線を引いたり、背景色を変えることによってプロジェクトにアサインしているメンバーが分かりやすくなるでしょう。またマイルストーンはスケジュールの最後に書かれることが多いので、それまでにタスクの洗い出しや、日程の割り振りを済ませておきましょう。
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