チェーンメールの危険性と対処法
チェーンメールに多いパターンとは
最近のチェーンメールの種類は多岐に渡っており、すぐに新しい種類も生まれるため、つねに細心の注意を払わなければいけません。では、チェーンメールに多い種類を見ていきましょう。
幸福・不幸系が78%、宣伝系が13%
独自の調査によると、チェーンメールの種類の割合はざっくりと以下のとおりとなっています。
●幸福・不幸系 78%
このメールを回さないと不幸になる、というような恐怖心をあおる内容
●宣伝系 13%
心理テストやレアな絵文字が使用できるという気軽にアクセスしてしまいやすいもの
●募集系 9%
テレビ番組の企画募集やペットの里親募集などの内容
すぐに嘘だと見破れるものから、一見するとクリックしてしまいそうな気軽なものまでありますよね。
チェーンメールの97.2%はアダルトサイト・出会い系のもの
上述したように、チェーンメールには多くの種類がありますが、リンク先にクリックしてしまうと、そのほとんどが出会い系やアダルトサイトにつながるのです。
これは危険性が高いといえますよね。では、具体的にどんな危険性があるのか探っていきましょう。
知っておくべき!チェーンメールの危険性とは
では、具体的にチェーンメールの危険性をお伝えします。チェーンメールの危険性を知れば、被害に合うこともなくなるはずです。
危険性①接続しただけで高額な代金を請求
これは個人に降りかかるもっとも危険性が高い問題でしょう。アダルトサイトは、リンク先に接続したり、「無料」とうたっている画像をクリックしただけでも、後日高額な代金を請求される場合があります。
多くの場合、メールや電話で請求がくるだけなので、拒否すれば問題ないのですが、なかには「会社や学校にバラす」などと言って脅してくる場合もあります。
危険性②サーバーに不要な負荷をかける
つづいてのチェーンメールの危険性は、ねずみ算式にチェーンメールが転送されていくことにより、サーバーに負担がかかってしまうこと。
負荷がかかるほどなの? と思うかもしれませんが、1人が5人に1時間後に転送していったら、11時間後には日本の人口を軽く超えるのです。(1億2,689万人・平成27年6月1日現在の概算値)これを考えると、チェーンメールの危険性がどれほど高いかわかりますよね?
危険性③デマが広まってしまう
最後は、危険性②でお伝えした内容に付随しますが、1人が5人に1時間後にチェーンメールを転送するだけで、あっという間に、ものすごい人数に広まってしまうということから、デマが広まってしまうという危険性です。
チェーンメールを広めないための対処法
チェーンメールの危険性を知ったところで、対処法を考えてみましょう。こんな危険を生まないためには、どんな対処法をとるべきなのでしょうか?
対処法①怪しいと思ったら開封しない
まず、チェーンメールの種類を覚えておけば、実際にチェーンメールが届いたときに、危険性を察知できます。そして、怪しいと感じたら、開封しないこと。
開かずに、すぐ消去してください。もし、友達からチェーンメールが届いたら、「やめたほうがいい」と忠告してあげてください。
対処法②絶対に接続や転送をしない
つづいての対処法は、もしチェーンメールを開いてしまったとしても、絶対にリンク先に接続したり、転送をしないこと。先述したとおり、むやみに接続すると、出会い系やアダルトサイトにつながってしまいます。
また、あなたが不用意に転送することで、被害が拡大してしまうのです。少しでも危ないメールは「つながない」「転送しない」が最適な対処法といえます。
対処法③携帯電話会社サイトに相談
たとえば、チェーンメールと見破れずに接続してしまった、設定を変えても何度も何度もチェーンメールが届くなど不安を感じたら、各キャリアの情報ページを確認してもいいでしょう。
チェーンメールの危険性は多岐に渡る!接続や転送をしないのが対処法
チェーンメールは、メールに記載されているリンク先に接続したり、転送してしまうことで、さらに被害が大きくなる危険性を秘めています。そして、そんな危険性を回避する対処法は、怪しいと感じたメールに対して、不用意にリンクに飛んだり、転送したりしないこと。
逆にいうと、チェーンメールだと見極められれば危険性は下げることができます。そういった意味でもチェーンメールの種類を知るのも対処法のひとつかもしれません。募金など、善意のことが書いてあっても安易に信じてはいけません。
くれぐれもチェーンメールにだまされないよう、その種類や危険性を頭に入れ、対処法を実践してください。
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