医療秘書の平均年収とキャリアアップ方法
医療秘書の平均年収とは?
まずは医療秘書の平均年収と給料について説明しましょう。
医療秘書は医療の現場に欠かせない職業ですから、平均年収は高めと思う方も多いのではないのでしょうか?
平均年収は勤続3年目で300万円程度
医療秘書は医療機関での仕事ですから、平均年収は高いように思えますね。
医師や看護師のように、直接的な医療行為を行う職種の場合には、さまざまな手当もつくので給料や平均年収は一般的なサラリーマンや事務職に比べて高くなります。
しかし、医療秘書の場合は医療行為を直接行うわけではなく、あくまでも事務業務に携わる仕事ですから、期待しているほど給料や平均年収は高くないようです。
医療秘書の初任給は、高卒で平均15万円程度、大卒で平均19万円程度となっています。一般企業の事務職と大差はありません。
平均年収も、だいたい勤続3年目の医療秘書の平均年収がおよそ300万円であり、高収入とはいえません。
医療秘書になるチャンスは誰にでもある
医学部や看護の専門学校を卒業しなければいけないという条件はありません。必要な資格も必要なく、医療秘書になるチャンスは誰にでもあります。医療秘書はあくまでも事務職の扱いになります。
医療秘書の適性はコミュニケーション能力・気配り上手など
医療秘書の適性は
・コミュニケーション能力が高い
・気配りが上手い
・積極性がある
・人のサポートが得意
・要領が良い
・何事にも丁寧に取り組む
などです。選考の前にパソコンスキルや電話対応の仕方を勉強しておくと安心ですね。
事務仕事ではありますが、最低限の医療に関する知識は身につけておくべきでしょう。医療に関心があるとアピールすると好印象を与えられます。
医療秘書として身につくスキルとは?
医療秘書として働く場合、どのようなスキルが身につくのでしょうか?
もちろん医療に関する知識は身につきます。その他に身につくスキルとは?
スピーディーな対応力・幅広い知識・接客スキルが身につく
勤める病院の規模によって、医療秘書として身につくスキルにも差があります。
患者数が多い大病院では、スピーディーな対応力が身につきます。反対に規模が小さい病院では、医療秘書として多くの仕事が任せられるため、幅広い知識が身につきます。
医師や看護師、患者との間に立ち、周囲のスタッフと協力して業務を進めることも多いです。さらに患者は小さな子どもからお年寄りまで年齢層が幅広いため、医療秘書としてのスキルや知識だけでなく、接客スキルも向上するでしょう。
医療秘書としての経験を積み、病気に関する知識が増えると仕事の幅が広がり、キャリアアップにつながります。
さらに、医療機関は全国各地にあるため、どこの地域でも身につけたスキルを活かすことができます。
医療秘書としてキャリアアップするなら?
最後に医療秘書としてキャリアアップする方法について説明します。
医療秘書としてキャリアアップしたい方にぜひおすすめしたい資格があります。民間の資格ですが、ほぼ確実にキャリアアップにつながるでしょう。
キャリアアップするなら「医師事務作業補助者」という資格がオススメ!
医療秘書としてキャリアアップするなら、「医師事務作業補助者」という資格がおすすめします。
「医師事務作業補助者」とは、社団法人全日本病院協会と財団法人日本医療教育財団による民間の資格です。多忙な医師の事務作業をサポートする専門資格となります。
「医師事務作業補助者」は、これまで医師が行っていた診断書や処方箋の作成、電子カルテ入力などの事務作業を医師の指示のもとで医師の代わりに行います。つまり医師と同等に会話できる程度の知識がなければならないため、簡単に取得できる資格ではありません。
医師の事務作業の負担が減ると、医師は患者と接する時間が増えるため、医療の質を向上させることが期待されています。「医師事務作業補助者」は医療の現場には欠かせない存在なのです。
簡単な資格ではありませんが、医療秘書としてのキャリアアップを考える方にはおすすめの資格です。
医療秘書の平均年収は300万円程度!キャリアアップには資格取得がオススメ
医療秘書の平均年収とキャリアアップについて説明してきました。
医療秘書は平均年収が特に高いわけではありませんが、医療の現場には欠かせない職業です。医療に関する幅広い知識を身につけることができ、「医師事務作業補助者」の資格を取得すれば、キャリアアップすることも見込めます。この資格は医療秘書としてのキャリアアップだけでなく、医療の質を向上させるためには欠かせない資格であり、今後ますます需要が高まることも予想できます。
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