31歳の平均年収額と自分の給料について考えるときの注意点
平均年収は国税庁の「民間給与実態統計調査」で知ることができる
31歳の平均年収のソースとして信頼性が高いものは国の統計です。国が発表している統計には様々なものがありますが、平均年収に関係するものは国税庁のサイトにある民間給与実態統計調査となります。こちらを参考にして、31歳の平均年収をみていきましょう。
31歳の平均年収は392万円
平成26年度の資料によりますと、31歳の平均年収は男女を合わせると392万円となっています。男性の平均年収が446万円、女性の平均年収が301万円という内訳です。また、この資料は5歳刻みで平均年収を表しています。上記の数字は、30歳から34歳のものです。31歳であることを考えると、この数字よりは多少小さい年収となるでしょう。
平均という考え方が31歳の年収の現実に即しているとは限らない
31歳の方の平均年種をご紹介しましたが、実際にこの通りに貰っている人の割合が最も多い、というわけではないことに注意しましょう。平均という考え方は必ずしも現実に即さないのです。例えば100万円を稼ぐ人と0円を稼ぐ人の平均を取ると50万円になってしまいますよね。
より現実に即した考え方をすると一般的な31歳の年収は1割程度低くなる
こういった事情を加味した考え方が「中央値」です。平均年収よりも信頼性が高いとされている考え方となります。これは例えば1位から1000位のランキングを作り、500位の人の値を指すものです。もし低所得者に分布が集中すればその分、値は低くなるというわけです。
この考え方をすると31歳の現実の年収は、平均年収より1割程度低くなるとみるのがよいでしょう。31歳全体でいえば350万円ぐらいということになりますね。
平均年収との比較だけで生活の質を判断することはできないので注意
31歳の年収について、平均という考え方と中央値という考え方をしてご紹介しました。しかし、これはあくまで全国のあらゆる人がサンプルになったデータであるということを忘れないようにしましょう。平均年収との比較だけで、生活の質を判断することはできません。
物価や福利厚生などによっても生活の満足度が変わる
というのも、住んでいる地域の物価、目指している生活レベル、会社が提供している福利厚生など、平均年収以外の様々な要素で、今の生活に感じる本人の満足度は大きく変わってくるからです。平均年収はあくまで参考程度にして、自分なりに年収を捉えてみましょう。
31歳の平均年収は392万円だが物価などによってその価値は変わる
31歳の平均年収を見ていきました。平均年収でいえば392万円ですが、現実的な考え方をすると350万円程度といえるようです。また、こういったデータと自分の年収を安易に比べるのはよくありません。地域の物価なども考え、自分なりに年収をとらえてみてください。
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