取引先の葬儀へ弔電を送るときに注意したい3つのマナー
弔電を取引先の葬儀へ送るときのマナー①できるだけ早く打つ
それでは、まず1つ目の弔電を取引先の葬儀へ送るときのビジネスマナーを紹介します。1つ目は、取引先の葬儀の弔電は、「できるだけ早く打つ」です。これが葬儀での弔電のマナーであり、ビジネスマナーともいえ最も大切です。
訃報に触れたとき、その場ですぐに取引先の葬儀へ弔電を打つくらいの素早さが必要です。相手の取引先はあなたやあなたの会社だけではありません。葬儀を行う相手の取引先のうち、「一番初めに届いた」というのが理想的です。
通夜が始まるまでに弔電を送るのがマナー
また、告別式で弔電を読み上げることもあります。このとき、弔電が届くのが遅くなると、弔電を読む順番が決められないなど、相手に迷惑をかけてしまいます。遅くとも、通夜が始まるまでには届くように弔電を打ちましょう。
弔電の届け先は、会社にするのが基本ですが、場合によっては、葬祭場や相手の自宅に届ける場合もあります。葬祭場に届けるときには、違う葬祭場に届けてしまわないように気を付けましょう。
弔電を取引先の葬儀へ送るときのマナー②弔電の依頼主は会社名か個人名で
弔電を取引先の葬儀に送るとき弔電の依頼主は、会社名か個人名にします。会社名で打つときには、省略を遣わず正式名称で打つようにしましょう。個人名で打つときには、高い役職、役員以上の名前で打つのがマナーです。
会社で取引先への営業を担当しているのが自分だからといって、あなたの名前で弔電を打ってはいけません。「平社員から弔電が届く」というのは、相手にとっては侮辱されているのと同じことです。
取引先に弔電を送る際は上司に指示を仰ぐべき
「平社員の分際で会社を代表して弔電を打った」ということで、相手だけでなく会社に対しても身のほどしらずなおこがましい行為と言われてしまいます。自分の担当取引先や得意先であっても、弔電を打つときには、上司に指示を仰ぐなど会社を通して行いましょう。それもビジネスマナーといえます。
弔電を取引先の葬儀へ送るときのマナー③簡潔でかしこまった文章にする
弔電を取引先の葬儀にするときの文例を下記に紹介します。
【文例】
「○○様のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表するとともに、長年のご厚誼を深く感謝申し上げます。衷心よりご冥福をお祈り申し上げます」
弔電では、形式的な文言にとどめ、個人的な思いやよけいなレトリックを使わないようにしましょう。簡潔に、かしこまった文章が理想です。
以上のように、簡潔でかしこまった文章となるよう参考にしてみてください。
弔電でテンプレートを利用するときには相手の宗教や宗派を確かめる
弔電を打つときには、弔電のテンプレートに名前だけを書き換える、というのがよいでしょう。テンプレートを利用するときには、1つだけ注意点があります。その弔電の注意点について、ここでは紹介します。、
また葬儀の弔電では相手の宗教や宗派に注意しましょう。相手の宗教や宗派によっては、テンプレートの文言が不適切な場合があります。たとえば、例文のうち「ご冥福をお祈り申し上げます」は、仏教でも宗派によっては失礼な言い方です。
弔電を送るときは、できれば、相手の宗教や宗派を確かめてから、それにあわせて使うテンプレートを決めましょう。
取引先の葬儀に弔電を送る際は「素早い対応・依頼主の名前・相手の宗派」に気を付ける
弔電を取引先の葬儀へ送るときのマナーについて紹介しましたが、いかがでしたか?取引先に訃報があり葬儀が行われるときには、できるだけ早く弔電を打たなければいけませんが、だからといって会社の弔電となる以上、個人の判断で弔電を打ってはいけません。
必ず、上司や関係部署に取引先の訃報を知らせてから、葬儀が行われる前に弔電を打ちましょう。
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