揚貨装置運転士の免許を取得する方法と受験資格
揚貨装置運転士は船舶のクレーンを操作するために必要な免許
揚貨装置運転士というのは、制限荷重が5トンを超える揚貨装置を運転する際に必ず必要となる免許です。揚貨装置とは船舶などに取り付けられたデリックやクレーンであり、船と陸の荷物を運び出しする際に必要となります。こういった仕事で必要とされるなら、必ず免許を取得しましょう。
他のクレーン運転免許では船舶上で操作ができない
揚貨装置運転士の免許を取得すると、港湾関係で仕事するのがメインとなるでしょう。上述したように、港湾荷役の作業をする際にクレーンやデリックを使って積み荷の積み卸し作業をします。クレーン・デリック運転士免許や移動式クレーン免許では、船舶上のクレーンを操作できないので注意しましょう。また、逆も同様ですので適した免許を取得してくことが大事です。
揚貨装置運転士の免許には受験資格が設けられていない
揚貨装置運転士の免許には、受験資格が設けられていません。そのため、仕事で必要とする人はぜひ挑戦しましょう。試験は安全衛生技術センターで行われます。しかし、この免許は船舶上の揚貨装置の操作だけに限られていますので、取得する際は確認しておきましょう。
地域によって異なるが試験は年1~2回開催されている
揚貨装置運転士の免許の試験は、地域によって異なりますが、年に1~2回行われます。試験は学科と実技に分かれており、学科の受験料は6,800円、実技の受験料は11,100円です。受験を希望する際は、「公益財団法人安全衛生技術センター」に連絡・問い合わせを行いましょう。
揚貨装置運転士の試験は学科と実技にわかれている
揚貨装置運転士の試験は、学科と実技に分けて行われます。学科では揚貨装置に関する知識、揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識、関係法令、原動機及び電気に関する知識について出題されるでしょう。実技では揚貨装置の運転のための合図、揚貨装置の運転の技術を問われます。しっかりと対策をしておきましょう。
合格率は学科80.5%・実技95.5%と比較的易しい試験
揚貨装置運転士の免許の合格率は、学科試験が80.5%、実技試験が95.5%と免許試験のなかでも比較的易しい部類に入ります。そのため、しっかり勉強して一発合格を目指しましょう。免許取得後は船舶上でしか扱えませんので、漁港に設置してあるクレーンやデリックなどの操作を行わないように注意が必要です。
揚貨装置運転士の免許に受験資格はないので試験に合格をして取得しよう
揚貨装置運転士の免許があると、船舶についているクレーンを操作できます。受験資格は設けられておらず、試験も比較的簡単なので必要な方はぜひ受験しましょう。しっかりと対策をすれば合格できるはずです。この揚貨装置は他のクレーン運転士の免許で操作できないので、適した免許で操作するように気をつけましょう。
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