クールビズとスーパークールビズの定義&違い
クールビズは夏場の軽装による冷房節約を目的として始まった
日本でクールビズが始まったのは、2005年の小泉政権時代。「夏場の軽装による冷房の節約」がクールビズの目的でした。開始当初はビジネスシーンでなかなか受け入れられなかったものの、年を重ねるうちに次第にクールビズが浸透し、現在では営業や接客業を含む多くの企業でクールビズが実施されています。
クールビズの服装は明確には定義されていませんが、一般的には「ノーネクタイ・ノージャケット」を指してクールビズと呼ぶことが多いです。
クールビズの定義は企業によって差がある
ノージャケットにより、スーツのズボンをチノパンやスラックスにする方も増えています。ただ、クールビズと言いつつも職業によっては、普段のビジネススーツを着用しなければならない場合もあり、クールビズの定義や普及率は企業や業界によって差があります。
スーパークールビズは冷房なしで仕事ができる
クールビズが浸透したことにより、環境省は2012年にクールビズよりもさらに進んだ「スーパークールビズ」を打ち出しました。スーパークールビズが始まった直接の理由は、2011年の東北大震災による首都圏の夏場の電力不足でした。
冷房節約ではなく、「冷房なし」で仕事ができる服装をと考案されたのがスーパークールビズです。スーパークールビズを積極的にとりいれたのは、省庁や自治体でした。
スーパークールビズは短パンにサンダルが許されている
スーパークールビズの服装の定義はありませんが、クールビズよりもさらに軽装になったことで、「短パン・サンダル」姿で出勤する公務員が話題になりました。
また、自治体では、その土地柄を表す服装をスーパークールビズに取り入れることも盛んに行われました。たとえば沖縄ではアロハシャツやかりゆしウェアを取り入れることで、観光アピールに繋げることに成功しました。
クールビズとスーパークールビズの定義の違いは軽装レベル
クールビズ・スーパークールビズともに、ちゃんとした定義はなく、また企業や職場により、「ここまではOK」という許容範囲が違うことから、それぞれの定義や違いを明確にすることは難しいですが、一般的なクールビズとスーパークールビズの違いとしてはクールビズでは許されないこともスーパークールビズでは許されます。
近年、スーパークールビズが増加傾向にある
まず、短パン・Tシャツ・サンダルなどのオフィスカジュアルを通り越した、ただのカジュアルスタイルはスーパークールビズの定義です。ここまでのカジュアルスタイルが許される職場はまだそれほど多くありませんが、これからは増えていくでしょう。女性のサンダル・ミューズもスーパークールビズの職場では、OKとなっているところが多いです。
スーパークールビズでもNGなのはタンクトップとジーンズ
また、スーパークールビズといえども許されないのは、タンクトップとジーンズです。タンクトップは見た目に清潔感がなく、また下着と間違えられるという理由でNGです。ジーンズはやはりカジュアルすぎるからでしょう。スーパークールビズの職場でもジーンズはだめとなっているところが多いです。
クールビズとスーパークールビズの定義は後者の方が遥かに軽装!
クールビズ・スーパークールビズともに、これからますます普及していくでしょう。クールビズ・スーパークールビズは、どちらも定義は明確ではありませんが、どの程度のクールビズが許されるのかは、企業・職場によって大きく異なります。あなたがクールビズの服装をするときは、まず職場のクールビズの規定を確認しておくことが大切です。
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