通夜に参列するときのマナーとお供え物のお菓子の選び方
基本的な通夜の流れと香典やお菓子の取り扱い
まず、通夜の流れについて説明します。
・一同着席
・僧侶入場・読経
・お焼香
・僧侶退場
・喪主挨拶
・通夜振る舞い
このような流れになっています。持ってきた香典やお菓子は、最初の受付で渡すか、祭壇にお供えするのがマナーです。通夜では、僧侶の手配や交通費などの準備をご遺族がします。もし親戚の通夜の場合、ご遺族が通夜や葬儀の準備で大変そうな時は代わりに手配するなどといった心配りをして下さい。
葬儀と告別式の流れ
葬儀・告別式の流れ
親しい人だけが参列するのが葬儀、一般会葬者も参列するのが告別式と言われています。葬儀の流れは以下のようになっています。
・参列者・僧侶入場
・開会の辞
・読経
・遺族焼香・一般参加者焼香
・弔事・弔電朗読
・僧侶退場・閉会の辞
こちらも、持ってきた香典やお菓子は最初の受付で渡すか、祭壇にお供えするのがマナーです。告別式の場合には、弔事や弔電の朗読がなく、代わりに、最後に喪主挨拶をします。親戚だけでなく、会社の関係者や友人も多く参列するためです。
親戚の通夜では積極的に手伝うのがマナー
通夜に参加する際は、親戚関係のものが多いです。そのため、親戚の通夜に参加する際のマナーをご説明します。親戚の通夜の場合には、忙しい遺族に配慮し、受付の手伝いを申し出ると良いでしょう。また、通夜当日は早めに到着し、受付以外の手伝いもしましょう。基本的に遅刻は厳禁です。ただし突然の連絡で遅れてしまいそうな場合には、お菓子や香典などのお供え物を持っていくか、そんな余裕もないならせめて焼香だけでも出来るよう、できるだけ早く会場に向かって下さい。
通夜振る舞いでは積極的な手伝いと早めの御暇がマナー
通夜終了後に、ご遺族や親戚、親しい会葬者が故人を偲んで食事をすることを、通夜振る舞いと言います。親戚の通夜の場合、通夜振る舞いには絶対に参加して下さい。また、会場においてお菓子を並べたり、参列者を案内したり、といったお手伝いにも参加しましょう。そして参加者にはお酒をついだり、挨拶をして回ったり、最低限のことはしましょう。かといって、長居は厳禁なので、少し早めに御暇するのがマナーです。
お菓子など通夜でのお供え物は宗教に合わせて選ぶ
通夜でのお供え物は宗教によって変わってきます。仏式の場合には、ろうそく、お菓子、線香、果物が一般的です。また、キリスト教の場合は、お花が多いです。そして、神式の場合にはお菓子、果物、お酒が一般的です。それぞれの宗派にあわせて、準備をしてください。親戚の葬儀で、急いで駆け付けなければならない時には、行く途中にあるお店で軽い和菓子やお茶請けを買っていく程度でも大丈夫です。
お菓子を持って行くなら年配の方の好みに合わせる
お供え物としてお菓子を持っていくのであれば、年配の方の好みに合わせて持って行くのがマナーとなります。お菓子は、通夜振る舞いの際に並べられることが多いです。通夜には幅広い世代の方が参列しますが、多くが親戚の年配の方で占められています。やわらかくて食べやすいせんべいや、おまんじゅう、もなかなどが最適です。また、いくつかのお皿に分けやすい、個包装のものを買っていくのがベストです。そして一口で食べられる大きさにすると、食べる際にあまり気を遣わずに済みます。ひとつあたりの大きさが小さめのお菓子を選ぶと良いでしょう。
通夜では積極的に手伝いをしてお菓子は年配の人に合わせるのがマナー
ここまで、通夜に参加するときのマナーや、お供え物として用意するお菓子の注意点などをご紹介しました。通夜などのお悔やみ事は、大抵突然やってきます。突然のことでも焦らず準備が出来るよう、こういった最低限のマナーや知識は前もって覚えておきましょう。そして親戚の通夜に参加する際にはマナーを守り、遺族に気を配ることを忘れず、故人との大事な時間を過ごして下さい。
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