住民税を船橋市へ納付する場合の金額計算方法
住民税は自治体に住む人のための費用を集める地方税
住民税の用途についてご存知の方は少ないかもしれません。住民税は、その地域で人々が生活するためにかかる費用を、住民の皆で負担しようという制度です。個人だけではなく、法人も負担しており、日本人だけではなく、中長期にわたって住んでいる外国人へも請求されています。以下でご紹介するのは、個人住民税の金額についてです。
船橋市の住民税の計算について理解しよう
集まった住民税は、治安の維持や、公共施設の運営、公共事業のために使われているのです。その使い道は多岐にわたります。しかし、住民税は決して安いとはいえない金額です。そこで、船橋市の住民税の計算方法について、しっかりと理解しておきましょう。
船橋市の住民税は「県民税」と「市民税」からなる
住民税は前年に一定の所得があれば、義務として払わなければいけないもの、という認識はあっても、その内訳や、どのようにして住民税が決まっているかまで知っている方はあまり多くないかもしれません。船橋市は、千葉県の「県民税」と船橋市「市民税」を合計した金額を「住民税」と呼んでいます。住民税の中には、千葉県に収める税金と、船橋市に収める税金が一緒になっているのです。
住民税=「均等割」+「所得割」
この住民税、「均等割」と「所得割」という二種類の税金が合わさって「住民税」になります。「均等割」という税金は、所得額に関わらず自治体に住む人に同じ額が課せられる税金です。市民税と県民税、ともに均等割の金額があります。「所得割」は、前年度の所得を元に計算される金額ですので、こちらは収入や所得によってそれぞれ金額が異なります。この「均等割」の金額と「所得割」の金額を合わせた金額が、船橋市に住民税として納付する金額になるのです。
船橋市の均等割の金額は5,000円
では船橋市に住む人の住民税は、どのように計算するのでしょうか。均等割からみていきましょう。県民税の均等割額は1,500円、市民税の均等割額は3,500円です。この二つを合計して、船橋市の住民税における均等割の金額は、5,000円ということになります。これは、均等割額の標準額と同じですので、船橋市の均等割額は、全国的に見ても標準といえます。
船橋市の所得割の税率は10%
そしてもう一つの、所得割の金額についてです。船橋市の所得割の税率は、10%(県民税4%+市民税6%)となっています。
計算方法は、まず前年の所得から、住民税の所得控除を引き(所得控除の金額などは所得税の控除と異なるものもあるので注意が必要です)、その課税所得額にこの10%という税率をかけます。その後、税額控除を引くと、所得割分の納付税額となります。所得割のこの10%という税率も、全国標準と同じとなっています。
船橋市の住民税の計算例
仮に課税所得額が200万円の人の場合の所得割は「船橋市へ12万円」+「千葉県へ8万円」なので合計20万円です。均等割の合計5,000円と合わせると、住民税の総計は20万5,000円になります。
船橋市の住民税の金額は5,000円の均等割と10%の所得割税率から計算
均等割と所得割の二本の柱で成り立つ住民税は、船橋市民であれば皆一律5,000円の均等割額に、税率10%の所得割額を足した金額を住民税として支払っています。その住民税は船橋市で暮らす人々が居心地よく、安心して生活出来るための基盤を支えているのです。
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