パワハラによる暴力被害を受けた際の対処法
パワハラは放置しておくとひどくなっていく
パワハラというと、上司が部下を厳しく叱責する姿をイメージする人も多いですが、なかには暴力を受けたという事例も存在します。ある被害者は、毎日のように人格を否定するような言葉で注意を受けていました。その最中には、頭を小突かれることもあったようです。恐怖で仕事に集中できなくなった彼は、ある日大きなミスを犯してしまいます。そのミスによって、上司は取引先に謝罪に行かなければなるほど、大きなミスだったようです。そのミスが発覚した時、彼はその上司に会議室に呼び出されました。まだ、そのようなミスがあったことを知らない彼は、素直にそこに行ってしまったようなのですが、そこでミスを指摘され、腹を蹴られるというようなかなりひどい暴力を受けたようです。このようなパワハラは、放置しておくとひどくなっていくばかりです。すぐに対処するようにしましょう。
会社での暴力はパワハラ
先ほど挙げた例で言えば、被害者のほうにも仕事で大きなミスをしてしまったという非があるのですが、それはパワハラを肯定する材料にはなりません。仕事のミスは、それはそれとして悪いことなのかもしれませんが、パワハラの問題とは別問題なのです。どのような理由があっても、暴力は肯定されないのです。
暴力のパワハラ被害を受けた際は証拠をとっておこう
そのため、このような暴力を受けた際には、そのようなパワハラがあったことを上司や労働組合などに相談するようにしましょう。そして、そのためにもできるだけ、証拠を取っておくことが大切です。もしもその暴力によって何か怪我を負ったのであれば、その診断書を取っておくようにしましょう。それは大きな証拠となり、パワハラがあったことを証明するための武器になります。パワハラは悪です。仕事でのミスは関係ないので、遠慮せずに被害を相談するようにしましょう。
暴力によるパワハラ被害は刑事事件にすることができる
パワハラによって暴力の被害を受けた場合には、それを刑事事件にすることもできます。診断書もあるのならば、被害届さえ提出すれば、警察はすぐに動いてくれるでしょう。内容にもよりますが、暴力があったことが事実だと認められれば、傷害罪や暴行罪が適応されることになるはずです。
警察に届け出る前に会社に報告しておこう
しかし、警察に届け出る前には、必ず被害を会社に先に報告しておくということがマナーです。会社に被害報告すれば、最初は厳重注意がされ、それでもパワハラを行うようであれば、転勤や異動などの処分がくだされることになります。
会社に証拠を提示すれば即処分が下されることもある
ただ、最初から厳重注意ではなく処分を与えたいという場合は、会社に暴力があったことを伝え、その証拠を提示すれば、即処分が下されることもあります。会社に黙って警察に行くと、会社に迷惑をかけることになり、被害者が不利益を被ってしまうこともあるため、この手順はしっかり守るようにしましょう。
パワハラによる暴力被害を受けた際には必ず証拠を残して会社に報告しよう
暴力を含むパワハラにおける内容や対処について紹介してきましたが、パワハラの中に暴力が含まれていると、かなり大ごとになります。逆に言えば、被害者側からすれば大ごとにできるということにもなりますので、暴力を受けた際には、必ず証拠をとり、すぐに会社に報告するようにしましょう。そのような重大な違反行為が行われているということであれば、会社も真剣に調査してくれるはずです。
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