朝礼のスピーチで使えるネタと効果的な進め方
朝礼の目的を確認しよう
朝礼を行う会社もあれば、行わない会社もあります。朝礼がなければネタに困るなんてこともないわけですが、そもそも朝礼の目的を把握しているでしょうか。義務感で朝礼に参加しているなら、しっかり目的を理解して、参加の意識を変える必要があります。
朝礼には、その日一日の仕事を左右する大きな役割があるのです。7個の項目に分けて目的をお伝えしますので、ネタを読む前に、ぜひしっかりと頭に入れておいてください。
朝礼の重要な目的
朝礼は、課・グループ単位で行うこともあれば、ベンチャーなどであれば全社員で行うこともあるでしょう。共通する朝礼の一番の目的は、実施単位で週次や月次での方針、最新の経営状況を伝えることにより、参加者のモチベーションを向上させたり、何か不安になっていることを解消せさたりすることにあります。
朝礼のスピーチで使えるネタ8選
朝礼の目的をしっかり把握できたら、本題の朝礼のスピーチで使えるネタをご紹介しましょう。朝礼は毎朝行うものですから、ネタ切れになり頭を悩ませている人が多いのも事実。そんなスピーチのネタにお困りのみなさんに向けて、厳選したネタをご用意しました。ぜひ、参考にしてください。
朝礼で使えるスピーチのネタ①天気の話題
無難なネタですが、誰もが感心があるネタであり、知っておいて困るものでもないでしょう。たとえば梅雨入りしたなんて話から、雨についての雑学をとり入れてもいいですし、台風の独特の呼び名について触れてみるのもありかもしれません。毎朝、テレビで気象予報士が話している内容をしっかり聞いて、その知識を伝えてもいいでしょう。天気については、さまざまな雑学があるので、調べてみると奥が深くておもしろいはず。
朝礼で使えるスピーチのネタ②季節の話題
こちらも感心が広いネタであり、オススメです。たとえば、6月はネタが豊富で梅雨の時期の食中毒対策やジューンブライドの由来など。5月であれば五月病のネタ、8月なら夏バテのネタでもいいでしょう。こういった季節の雑学をネタとして身につけておけば、朝礼のスピーチだけでなく、取引先との会話のネタとしても使えます。さまざまな場面で重宝するネタといえるでしょう。
朝礼で使えるスピーチのネタ③記念日の話題
つづいては、記念日です。日本には祝日以外にも数多くの記念日が存在します。4月1日のエイプリルフールや4月14日のタイタニック号が沈没した日、11月の第3木曜日のボジョレ・ヌーボーの解禁日、そして、8月15日の終戦記念日など挙げればキリがありません、公式、非公式の記念日はたくさんあるのです。毎日、なにかしらの記念日がないか、調べてネタを探すといいでしょう。
朝礼で使えるスピーチのネタ④著名人の名言
。朝礼で仕事に対するモチベーションをアップさせるために、歴史的な有名人や経営者の名言は、スピーチとしては最適かもしれませんきっと役立ってくれることでしょう。もしくは、最近話題のビジネス書から、エピソードをもってきてネタにするのもおすすめです。メンバーの士気を高めるだけでなく、自身のやる気も自然と湧いてくるでしょう。より実践的なネタを選べば、スキルアップにもつながります。
朝礼で使えるスピーチのネタ⑤感動した映画や小説
こちらは、仕事と直接かかわるネタではないかもしれませんが、映画や小説など、メッセージ性の強いものの中には、人生を前向きにさせるエッセンスが満載です。こういったネタを朝礼のスピーチで話題にするのも、士気を高めるひとつの方法でしょう。ただし、公開中の映画や発売されたばかりの小説のネタばらしは、避けてください。
朝礼で使えるスピーチのネタ⑥時事の話題
ビジネスパーソンとしては時事ネタも欠かせません。日々起こる事件をネタにして、自身が感じたことや学んだことをスピーチとして提供すれば、メンバーにとって、なにかしらの刺激になるはずです。
誰かに伝えるとなれば、なんとなく目をとおしていた新聞やニュースも、より深く理解しようと意識が変わるいいキッカケになるかもしれませんね。
朝礼で使えるスピーチのネタ⑦海外の話題
日本国内で起こっていることや文化の話題ももちろんネタにすべきですが、現代のグローバル社会では、世界中に目を向ける必要があります。世界には、まだまだ知らない文化や考え方などが溢れています。海外を訪れたあとに、自分の目で見て感じたことをネタにするのもいいですし、テレビ番組やインターネットで得た情報をネタにするのもいいでしょう。地球の裏側のことであっても、インターネットで情報がすぐに手に入る時代ですから、グローバルなネタも朝礼にはもってこいでしょう。
朝礼で使えるスピーチのネタ⑧自身の経験談
ひとつ前の海外の話題でも少し触れましたが、旅行で別の地域を訪れたり、休日に出かけた先で出会った出来事も立派なネタになります。また、新しくチャレンジし始めた運動や英会話など、とにかく自身の経験談は説得力があるネタです。
このネタを話すには、日頃から好奇心や向上心を持っていることが大切になります。自身がいつでもネタの途切れない人生を歩んでいれば、朝礼のネタに困ることもなくなるわけです。
朝礼の効果的な進め方
朝礼のネタを盛りだくさんでご紹介したところで、最後に朝礼の効果的な進め方をお伝えします。せっかくいいネタを仕入れても、進め方を把握できていなければ、本来の目的を果たせないかもしれません。最後にしっかりとチェックしておいてください。
いい朝礼は「目的意識」「理想」「決意」を意識すべき
朝礼の大きな目的は上述した5つのポイントでしたが、いい朝礼を作るためには、より意識すべき点があります。以下の3点です。
① 共通の目的意識を醸成させる
② 理想の姿を明確に描く
③ しっかりと決意宣言する
メンバー全員が持つべき目的意識を醸成させるためには、理想の姿をハッキリと指し示す必要があります。そして、理想の姿を目指すには、強い決意宣言も欠かせません。とくに、朝礼を作る側の立場の人は、上記の3点を強く意識しておくことで、より良い朝礼となり、仕事の成果も目に見えて変わってくるはずです。
朝礼のスムーズな進め方
他のMtgなどの場と大きくは変わりませんが、以下の3つを押さえることができれば大丈夫でしょう。 せっかく参加するからこその場にしたいですね。
・時間厳守
・アジェンダをちゃんと設定する
・朝礼後、どんな感想を持ってもらいたいかを設計する
朝礼は一方的なスタイルは避けるべき
朝礼のネタに困るという話は聞いても、朝礼が好きという声はなかなか聞かないですよね。朝礼に積極的に参加できなくなる一番の要因は、経営者や役員が一方的に訓辞しつづけたり、毎日、体操や社訓の唱和だけというつまらない型どおりのスタイルです。
いずでも一方的であり、参加する意識をもつのがむずかしくなってしまうため、メンバーが対話をできる内容を心がけたり、毎日でなくとも、ドラマや感動を盛り込むといいでしょう。そうやって、コツコツと継続することで、組織のいい風土が作り上げられていくはずです。
朝礼のスピーチネタは目的を意識し、風土作りに生かそう
朝礼のスピーチネタにお困りのみなさん、これだけネタがあれば、しばらくは困らないはずです。また、スピーチのネタは、目新しいものであればいいというわけではありません。朝礼の目的を果たすために役立つネタを選ぶ意識が必要です。また、自らの足でネタを探すのも大切なことでしょう。
そういった心がけの元で、日々朝礼を行えば、きっとメンバーの士気も自然と高まっていくことでしょう。組織作りの一歩は朝礼からです。明日からスピーチのネタを探すのが楽しみになるかもしれません。
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