定年退職は65歳?できるサラリーマンは60歳で退職
サラリーマンの定年年齢は60歳から65歳に変化
日本のサラリーマンの定年の年齢はずっと長い間、60歳というのが一般的でした。なので、60歳まで頑張れば後はのんびり老後を楽しめると考えていた方も多くいます。しかし、日本の年金制度が様々な要因で機能しなくなる恐れがある為、年金の支給年齢が65歳に引き上げられました。それに伴って、労働者の就業期間を延ばす目的で2004年の高年齢者雇用安定法が改正されました。
高年齢者雇用安定法とは高齢者の就業の確保を目的としたもの
高年齢者雇用安定法とは、企業に対してサラリーマン60歳での定年退職制度を廃止するか、または定年年齢を65歳に引き上げるか、もしくは65歳までの継続雇用制度を導入するかの措置をとる事が義務づけられました。年金の支給引き上げに合わせて高齢者の就業の確保を目的としたものです。
ほとんどは定年サラリーマンに対して契約更新型の期間更新制度をとっている
この様な経緯があり、現在の日本企業の定年年齢は実質的には65歳になっています。ただ、この定年年齢はサラリーマンの定年退職時期を65歳に引き上げている企業は稀で、殆どの企業は契約更新型の期間更新制度をとっています。なので、60歳を超えて働くかどうかは、本人の希望があれば、という企業が大部分を占めます。
60歳以降の契約更新制度
60歳以降の契約更新制度は、本人の希望で期間毎に雇用を延長していきます。60歳を超えると一般的には、現役時の職務ほど厳しいものではなく、報酬も現役サラリーマンの時よりは下がるというのが一般的です。ただ、年金の支給が引き上げられているのでサラリーマンにとっては雇用期間の延長は収入を確保するというメリットになります。
できるサラリーマンは資金面で余裕があるため60歳で定年する
定年の年齢が実質的には引き上げられたとはいえ、その制度は労働者側が就業を継続
するか、否かを選ぶ事ができます。なので、できるサラリーマンの中には60歳で定年退職して、セカンドライフを楽しむ方がいます。そういった方は現役時代に資金面に余裕を作って60歳で定年退職していきます。
できるサラリーマンは計画的に資産を作り上げる人
できるサラリーマンには色々な種類の方がいます。単純に仕事がバリバリにできる人で組織の中においてもどんどん出世して行く人や、本業意外の部分で自分の能力を活かし資産を形成する人、また老後の計画をきちんと立て、少しずつ確実に、計画的に資産を作り上げていく人。そういったサラリーマンが定年までに十分な資産を形成し、60歳で退職し次の目標へと進んでいきます。
できるサラリーマンの定年が60歳の理由は現役時代から準備をしていたから
日本の定年制度は年金制度の影響を受けて60歳から65歳に実質的に引き上げられました。ただ、その制度の変化があった後も、できるサラリーマンは60歳で定年として、次の人生へとステップを踏む方もいらっしゃいます。そういった方は現役時代からきちんと準備をしています。
セカンドライフを楽しむ為には現役時代からしっかり準備する事が大切です。
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