「転勤が嫌で辞める」は許されない?退職理由の注意点
退職理由の注意点①:「転勤が嫌で辞める」のはバレバレ
転勤が決まってから、慌てて退職理由を考えたところで、それが嫌で辞めることは既にバレていると思って良いでしょう。できれば転職先が決まってから辞めるのが好ましいのですが、地方に転勤となると引越しの必要があり、転職活動ができません。辞める会社にどう思われても良いという覚悟がなければ、素直に転勤するしかありません。
あとで気まずくならない退職理由は「どうしてもやりたいことがある」
転勤が嫌で退職する場合、会社への退職理由としては「どうしてもやりたいことがある」で構いません。家族の介護や病気などを退職理由にすると、後でバレた時に気まずくなってしまいます。
「転勤が嫌で辞める」などと余計なことは言わず、あくまで自分のエゴが理由であることを貫いた方が潔いでしょう。但し、オフレコで「転勤するとやりたいことができないから」と、転勤も要因の1つであることはボヤいても構いません。
退職理由の注意点②:転職で「転勤が嫌」という理由は使えない
転職を考えている場合、次の会社の面接では退職理由を必ず訊かれることになります。その際の退職理由が、「転勤が嫌だったから」では通用しません。社会人として甘いと思われてしまいます。本音は心の中に閉まっておきましょう。
転職でも「やりたいことがあった」など、前向きな退職理由に
「やりたいことがあって転職活動をしていたが、たまたま転勤が重なったので早めに辞めることにしました」という退職理由が無難です。
その後、「その会社で自分の力が活かせる」「その会社でなければできない事がある」などと述べると、相手も納得してくれるでしょう。
転勤が嫌で辞める人は、転勤のない会社に転職しよう
転勤が嫌で転職したものの、再就職先でいきなり地方の事業所に配属になってしまっては元も子もありません。応募する際には転勤の可能性がない会社を選ぶに限ります。
地元の企業ならば安心ですが、大企業ではなく殆どが中小企業となることを覚悟しましょう。ただ、いくら転勤がない会社でも退職理由は「嫌」ではなく、「前向き」なものにしておくべきです。
応募前に「転勤の可能性がないか」を確認しておくべき
応募の動機が「自分のやりたいことがある+転勤なし」だとすると、面接の際に「転勤の可能性はありますか?」と質問することで「転勤が一番の理由なのだな」とバレてしまいます。
転勤がどうしても嫌という場合には、応募する前に転勤の可能性がないことをはっきりと確認してからにしましょう。面接当日は、転勤に関しては最後に何気なく確認する程度に留めた方が無難です。
「転勤が嫌で辞める」は許されない!前向きな退職理由で転勤のない企業を探そう
退職理由で「転勤が嫌で辞める」は許されるのか?転職する際の注意点について見てきましたが、いかがでしたか。転勤のある会社に勤めた場合、上司や先輩の入れ換わり頻度に注意していれば、自分にいつ辞令が出るかは分かるものです。いつ転勤の辞令が下りても焦らない様に、「辞令に従うか」「転職するか」の心構えを持っておきましょう。
どんなに転勤が嫌だったとしても、「転勤が嫌で退職する」と本音を辞める理由として伝えてはいけません。常に、転職したらどのような仕事をしたいのかアンテナを張り巡らしておけば、慌てて退職理由を考える必要もなくなります。
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