インテリアコーディネーターの資格をとるために~仕事内容・取得の難易度・気になる年収を一気に紹介~

2019年8月21日インテリアコーディネーター, 資格

インテリアコーディネーターは顧客の望む「住まい環境」を提案する仕事

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インテリアコーディネーターは、顧客の希望する”住まい環境”に合わせて適切な助言・提案を行う仕事です。どんな家具を選んでそれをどこに置くのか、照明はどんなタイプを選択するか、小物で空間をどのように演出するのかなど、住まいの環境をトータルにサポートします。幅広い知識や美学的センスはもちろん、顧客のニーズを適切につかむ”想像力”も必要になるのです。

住宅・オフィス・公共施設など幅広くコーディネート

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空間にこだわるのは、住宅だけではありません。従業員が働きやすいオフィスや、利用客が快適に過ごせる公共施設。見た目だけのオシャレを追求するのではなく、その空間を利用する人全てが快適に過ごせ、顧客のニーズに合わせたコーディネートをしていきます。

もちろん、顧客もたくさん予算を用意している人ばかりではないので、低予算でもしっかりと顧客の要望に応えられるような発想力も発揮するシーンもあるでしょう。

インテリアコーディネーターとして働きたいなら資格を取ろう

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インテリアコーディネーターは、住宅メーカー、リフォーム会社、家具メーカー、デザイン事務所などで働くことになりますが、そこに就職するには資格を取っておいた方が断然有利になります。

また、資格を持っていることで特別手当を受け取れることもあるので、経済的な面でも早期に取得するのがおすすめです。

年間受験者数9,000人超えの人気資格

インテリアコーディネーターは人気が高く、年間の受験者数は9,000人を超えます。受験者の年齢層ボリュームは20代~30代が多く、転職のために取得したりキャリアアップを目指して取得する方が多くなっているようです。

合格率22.5%・合格者の7割は女性

インテリアコーディネーターの合格率は22.5%と、試験難易度が高めに設定されています。もちろん独学での合格は不可能ではありませんが、スクールや通信講座を受講して試験にのぞむ人が多いようです。 また、インテリアコーディネーターの資格は合格者の7割が女性となっており、女性ならではのスキルや経験を活かしながらキャリアアップできる資格になります。

インテリアコーディネーターの資格を取得するためには

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インテリアコーディネーターの資格はインテリア産業協会が実施しています。資格を取得するためには、一次試験と二次試験をどちらも通過しなくてはなりません。一次試験だけを単独で受けることも可能で、単独で受けて一次試験を合格した場合は次年度から3年間一次試験が免除されます。

【基本情報】インテリアコーディネーター資格

受験資格:【一次】誰でも受験できる 【二次】一次試験に合格した者

申し込み期間:7月下旬~8月下旬(受験申込書は6月下旬から配布)

試験日:【一次】10月の第2日曜日 【二次】12月の第1日曜日

申し込み方法:申し込み専用WEBサイトか郵便局の「専用払込取扱票」から

受験料:【一次のみ・二次のみ】各11.300円 【一次・二次の両方受験】14,400円 ※別途登録料14,000円

試験地:札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・盛岡・沖縄

一次試験の内容

インテリアコーディネーターの一次試験(択一式問題・筆記)

  • インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  • インテリアコーディネータの仕事に関すること
  • インテリアの歴史に関すること
  • インテリアコーディネーションの計画に関すること
  • インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  • インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  • 環境と設備に関すること
  • インテリアコーディネーションの表現に関すること
  • インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

ニ次試験の内容

インテリアコーディネーターのニ次試験(論文・プレゼンテーション)

  • 論文(インテリアコーディネーターとして、住まいのインテリアに関する与えられた課題について、これを理解・判断し、的確な解答を文章で明瞭に表現出来る能力を有していること)
  • プレゼンテーション(インテリアの基礎知識をもとに、住まいのインテリア空間に関する与えられた課題について、これを理解・判断し、プレゼンテーションとして図面などで的確に表現できる能力を有していること)

一次は30%・二次は60%の合格率

インテリアコーディネーターの試験は、一次試験が大きな関門となります。また、二次試験からはかなり專門的なスキルが必要になるため、現在就職している方や勉強にあまり時間がとれない方などは、一次試験だけ受けて、その後3年の有効期間を勉強に費やしてから二次試験を受けるのもいいでしょう。

学習にかかる費用は半年で5万円~

インテリアコーディネーターの資格をとるためには、勉強は欠かせません。とはいえ、独学で試験の勉強をするのは難しい人も多いでしょう。通信講座で勉強をするなら半年間で5万円~、通学タイプの講座なら15万円~となります。少なからず初期投資はかかってしまうので、将来的なことも含めて考慮した方がいいでしょう。

インテリアコーディネーターの年収は300万円~450万円ほど

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CAREER GARDENの紹介記事によると、インテリアコーディネーターとして働いている人の年収は300万円~450万円ほどと言われています。 営業職など平均年収が高い職種と比べると負けてしまいますが、一般的な平均年収ほどの数値は確保されています。また、インテリアコーディネーターはクリエイティブで不安定なイメージもあるかもしれませんが、ほとんどは住宅メーカーやデザイン事務所などに勤めることになるので、固定給として安定した給料を受給できるでしょう。

独立して大きく稼ぐことも可能

インテリアコーディネーターとしてもっと自分の裁量をもって働きたいのであれば、独立という選択肢もあります。自分の事務所を持って、大きな制約を持たずに業務に打ち込めるため、選択肢として考えてみるのもいいでしょう。また、事業がある程度軌道に乗れば、企業に勤めているときよりも高い年収を手にすることもできます。

インテリアコーディネーターを取得したあとは?

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インテリアコーディネーターの資格を取得したら、それでキャリアアップが終わりというわけではありません。次のステップとしては、キッチン周りの空間デザインに特化した「キッチンスペシャリスト」。建築のスキルとノウハウを兼ね備えた「建築士」の資格を取得する人が多いようです。これらの資格を取得することで、企業に勤めている人はさらなる活躍の機会をつくり、独立する人は幅広い事業展開をすることも可能になるでしょう。

インテリアコーディネーターの難易度は高い!しかし安定した年収や独立を目指すことができる人気資格

いかがでしたか?インテリアコーディネーターの仕事内容や、資格を取得するために知っておきたいことでした。インテリアコーディネーターは女性に人気の仕事で、自分のセンスを最大限活かせる仕事です。しかし、仕事には必ずお金を払ってくれる顧客がいるので、顧客のニーズをしっかりとつかめるヒアリング能力も必要になります。 資格を取得するには、一次試験と二次試験を突破しなくはならず、その試験も合格率22.5%ほどなのでしっかりと勉強をしておかなくてはなりません。勉強にしても、通信講座であっても5万円ほど必要になるので、ある程度”将来を見越した投資”という意識も必要になるでしょう。 また、独立や高年収を狙っている人もインテリアコーディネーターはチャンスがある資格となります。建築士などの資格も将来的に取得して、自分の力にできると良いでしょう。

【参考書籍】 高橋書店編集部(2016) 『資格取り方選び方全ガイド』高橋書店

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2019年8月21日ビジネス

Posted by BiZPARK