会社が倒産した場合の退職理由の適切な書き方【履歴書】
倒産・合併により転職する場合の適切な退職理由の書き方
「倒産により退職」と書くと、悪い印象を持たれると心配する方もいるようですが、基本的には倒産で退職しても不利になることはありません。自分が経営者や経営陣であり、倒産させてしまった様なケースでもなければ、倒産によって退職した事を咎められることはないのです。
また、過去に勤めていた会社が、のちに倒産や合併、吸収があった場合も、あなたには何の責任もない事情ですので、印象が悪くなったりはしません。気にせず、堂々と記入しましょう。
「倒産・合併による退職である」と明確にする書き方が望ましい
退職理由は、偽りなく事実を記入するものです。倒産による退社であっても、その事実を明確にする書き方が望ましいでしょう。
倒産や合併、吸収が起きていても、再就職先の会社はその事実確認を取るなど、追及して調べることはしません。しかしながら、嘘や偽りを記入すると、何かの際に判明してトラブルになる事もあるので、書き方として正しい事のを記入を心がけてください。
ケース別の退職理由の書き方
以前勤めていた会社を調べみたら、今現在は倒産して存在しない、合併や吸収で社名が変わっているというケースもありますよね。このような場合、どのような書き方が適切でしょうか?
倒産して会社がなくなってしまった場合
会社が倒産してなくなっている場合ですが、これは特に気にせず「○○会社 一身上の都合で退職」など、通常通り記入して問題ありません。
調べてわかっているのであれば、「○○会社(○○年倒産)」などと書けばなお良心的ですね。ただ、自分でも現在の状況が分からない場合もあるので、絶対に記入しなければならないというわけではありません。
合併で社名が変わった場合
次に、合併や吸収で社名が変わっている場合は、「○○会社(現・△△会社)一身上の都合で退職」、今の会社名を先にしたい場合は、「△△会社(旧・○○会社) 一身上の都合で退職」などと書くのが正しい書き方です。
こちらも自分でも分からない場合もあるかと思いますので、絶対に社名が変わった事実を明記しなければならないというわけではありません。分かっているのであれば、こういった形式で記載しておくのが良心的な書き方ですね。
勤めていた会社が倒産・合併した場合の職歴の書き方
以前勤めていた会社が倒産し、それが理由で退社した場合は履歴書にどう記入したらよいでしょう?具体的な書き方を説明しますので、履歴書や職務経歴書を書くときに参考にしてください。
「倒産」「会社都合(倒産、民事再生など)」など明確に記入して良い
この場合、「○○会社 入社」の後に、「○○会社 会社倒産により退職」を記入しましょう。「○○会社 会社都合(倒産、民事再生など)により退職」などでも問題ありません。これだけで面接官に、あなたの以前勤めていた会社が倒産して既に存在しないこと、あなたが倒産が理由で退社したことが分かります。
履歴書に退職理由を書くのは必須です。書かないとルール、マナー違反で嫌気されますし、どのみち退社の理由は面接で必ず聞かれます。ですので、倒産で退職した事が分かるよう、しっかりと明記する様にしましょう。
なお、直近の会社だけでなくさらに以前に勤めていた会社についても書き方は同じです。
履歴書の書き方としては「会社の倒産・合併による退職」と明確にするのが適切
会社倒産により退職した場合、履歴書にどう書いていいのか考えてしまいますよね。倒産について書くからといって、転職活動で不利に働くことはありません。履歴書に嘘を書くことはマナー違反なので、正しい事実を書くようにしましょう。
今回ご紹介した、会社が倒産した場合の履歴書の書き方をぜひ参考にしてみてください。
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