「送る」の敬語は?謙譲語・尊敬語で表現する手紙やメール・送迎・荷物での使い方【例文あり】
「送る」をメール・手紙で使う際の敬語表現は?
「送る」という単語は、メールや手紙を扱う際に多用される表現です。ビジネス上でおこなうメールや手紙は、重要なやり取りとなりますので、文章中でのミスは許されません。そこで本ページでは、「送る」の敬語表現と上手な使い方をご紹介します。参考にして、送り先に失礼のないような文章作成を心掛けていきましょう。
謙譲語で表現すると「送らせていただきます」などが適切
「送る」という単語を謙譲語で使う場合、「送らせいただきます」「お送りいたします」などが適切です。本来は尊敬語で使われる「お」着きの表現ですが、この場合例外として、「お」と該当する動詞の連用形を合わせる形で使用できます。自分の立場を下にして、相手を上の立場で扱う表現ですので、使う場面を間違えないようにしましょう。
【例文】
・本日中には送らせいただきます
・案件の概要をお送りいたします。
・当該の件につきまして、内容をメールにてお送りいたします。
・早めに送らせていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。
「送付します」「送付いたします」なども有用
謙譲語として、「送付します」「送付いたします」なども、使いやすい表現となっています。この場合、自分のおこないに対して「ご」をつけるのは間違いになりますので、「ご送付します」や「ご送付いたします」などは指摘される恐れがあります。使う際は、注意して文章を作成しましょう。
【例文】
〇詳細につきまして、まとめて送付いたします。
〇本日中には送付しますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
×ご送付いたしました件につきまして。
×先ほど、ファイルを添付してご送付しました。
尊敬語では「お送りになる」が正しい
先ほど説明しました「お」着き表現の正しい使い方をご紹介します。上記のような例外もありますが、基本的に「ご」「お」は尊敬語にしかつきません。この法則を覚えておけば、間違えることなく尊敬語が使いやすくなるでしょう。相手の行動にのみ、「ご」「お」を使用するようにしましょう。
【文例】
・○○様が4日にメールをお送りになります。
・お送りになる際はご注意いただきますようお願い申し上げます。
・先週、メールをお送りになりましたでしょうか。
相手を目的地まで「送る」際の使い方
「送る」は、メールや手紙で使用する以外にも、相手自体を目的地まで「送る」という意味でも使われます。迎えに行く際や来てもらう際には、どのような敬語表現をすればよいのでしょうか。状況次第では、使用が可能な単語もありますので、知っておくことで、上手に使い分けましょう。
「送迎する」「お連れする」が使いやすい
人を送る際の謙譲語に近い表現としては、「送迎する」「お連れする」が適しています。「送迎する」を使うケースとしては、車など乗り物の使用を中心とした送り迎えをする場合が挙げられます。また、「お連れする」は室内での使用が主で、短い距離を案内する際に用いられます。
【例文】
・係の者がお連れ致します。
・当方で送迎させていただきますので、お荷物をお持ちいたします。
・〇〇様をお連れしました。
謙譲語として「お迎えに上がる」なども使われやすい
こちらが迎えに行く場合は、「お迎えに上がります」なども謙譲語として使いやすい表現となります。これは、丁寧な表現でありながら、暗にこちら側が「送迎」の面倒を全て見ることを約束できる一言でもあるのです。交通手段を懸念する相手を安心させられる、敬語表現のひとつといえます。
【例文】
・こちらでお迎えに上がりますので、恐れ入りますがロビーにてお待ちください。
・お迎えに上がってもよろしいでしょうか。
荷物を「送る」場合の使い方
メールや手紙・人を送るケースについての使い方をご紹介しました。最後に、荷物を送る際の敬語表現について見ていきましょう。取引先の企業に、参考資料や書類を送る際に重要になる表現といえます。取引先の企業に違和感を持たれないよう、自然な表現をしましょう。
送る際は「発送させていただきます」などの謙譲語が適切
こちらから荷物を送る際は、「発送させていただきます」が適切です。メール同様、「送らせていただきます」も使用できますので、状況に合わせて活用するとよいでしょう。「お送りさせていただきました」など、2か所で敬語を使用する「二重敬語」はマナー違反にあたりますので、注意してください。
【例文】
・明日中には発送させていただきます。〇
・本日午後にお送りさせていただきました。✕
尊敬語の場合は「ご郵送ください」「ご発送いただけますか」
相手側から荷物を送ってもらう際は、「ご郵送ください」「ご発送いただけますか」が使用できます。「ご発送いただけますか」は、さらに丁寧にして「ご発送いただきたく存じます」など、ビジネスでも活用できるような言い回しにできるので、有用な言葉です。また、「ご郵送ください」も、「ご郵送くださいますようお願い申し上げます」など、派性が可能なので使いやすい表現です。
【例文】
・こちらにご郵送くださいますようお願い申し上げます。
・お手数ではございますが、当方にご発送していただきたく存じます。
・恐縮ではございますが、ご郵送をくださいますようお願いいたします。
「送る」の敬語表現はメール・送迎・荷物など状況によって使い分けよう
「送る」の敬語表現は、それぞれメール、人の送迎、荷物など様々な形態で使用することができます。敬語表現を使用する際は、「お」「ご」の付け方に、注意しておいてください。例文を参考にして、適切な使用方法を心掛けましょう。
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