チームワークはなぜ大切?仕事をする上で必要な理由
そもそも仕事上でのチームワークとは?
仕事をする上でチームワークの大切さという話はよく聞きますよね。しかし、チームワークといっても、そもそも何のことかしっかり理解していない人も多いはず。まずは「チームワークとは何か」について見ていきましょう。
チーム内の情報共有や助け合いをすること
そもそもチームワークとはなんなのでしょうか。スポーツでは、イメージが湧きますが、仕事においてのチームワークはイメージしづらいですよね。
戦略と人材がうまく機能して、成果が生まれます。チームワークとは、メンバー間でコミュニケーションをとったり、互いに助け合ったりする活動のことを言うのです。
ディッキンソンとアメリカ合衆国におけるコミュニタリアニズム(共同体主義)の哲学者である、マッキンタイアは、
「チームワークとはチーム内の情報共有や活動の相互調整のためにメンバーが行う対人行動全般である」と定義しています。
良いチームワークは仕事で「満足」「学習」も得られる
ドイツの学者によると、チームワークが良い場合、得られる“成果”の内訳は4つあります。それはチームのアウトプットで「効果」「効率」「満足」「学習」の4つです。
目に見えやすい「効果」「効率」だけでなく、メンバーの「満足」「学習」もチームワークのアウトプットだと言われている点が特徴です。良いチームで仕事をした時の自分の満足感や学んだ気持ちは、アウトプットの1つといえるでしょう。
チームワークって仲良くすれば良くなる?
チームワークでは得られるものが多いとのことでした。確かにチームワークは悪いより、良いほうがいいでしょう。しかし、具体的にチームワークはどうすれば良くなるのか疑問ですよね。とりあえず仲良くなれば良いのでしょうか。
組織のチームワークとは仲良しごっこではない
チームワークを仲良しごっこと、捉える方も多いと思います。しかし、仕事において組織のチームワークとは仲良しごっこではないのです。各人のやる仕事の種類が異なって、その各人が、完全に自分の仕事をこなせば、全体として成果が上がる仕組みになっているのです。
各々が自分の役割を全うし、臨機応変に対応できるのが大切
チームワークはただ単に、仲よく仕事をするということではなく、全員がスペシャリストになってその内容の職人になり、初めて実現するものです。
仲良しだけでは仕事の連携などもはかれません。個人個人の役割を全うし余裕をもって、臨機応変にトラブルがあっても、対応できるものがチームワークになるのです。
ただ、確かに助け合いも必要なのですが、社会人なのであくまでも失敗は自己責任の気持ちで挑みましょう。
仕事でのチームワークの大切さとは?
これまで「チームワークとは何か」「チームワークをよくするにはどうすれば良いか」などを紹介してきましたが、仕事でのチームワークの大切さについても触れていこうと思います。きっと、チームワークを良くするためのモチベーションに繋がるはずです。
組織がより優れた成果を上げるための原動力になる
仕事においてのチームワークとは個人個人のスキルを高め、社会人としての行動に責任をもち、臨機応変に対応できるところが、仕事でチームワークが必要な最大の要素です。
また、同じプロジェクトを推進する際も、それぞれのメンバーが別の自己目的を持つので動機も異なってきます。こうした多様性が、組織がより優れた成果を上げるための原動力とも言えるのです。
複数のルートを取りながら目標に向かえるのも大切な理由
メンバー全員が、組織の目的や目標を正確に把握するのは勿論、お互い連携を取りながら最後まで進めることができれば、各自のマインドや方法論は多様であっていいのです。
1つの山頂を目指すのに、1つのルートしか選べないのがスポーツだとすれば、仕事で各々が自分で判断し複数のルートを取りながら同じ山頂に到達するのが仕事のチームワークだと言えるのです。
チームワークは「仕事で個々人が成長しながら大きな成果を出す」ために大切
仕事においてのチームワークの大切さを今回紹介していきましたが、いかがでしたか?仕事は決して一人だけでこなしていくものではなく、仕事を通して様々な人の関わりがあるもの。そういった中でチームワークを大切にして仕事を進めていく考えは、組織で大きな成果を出す為には必要なもの。社会人として当然のマナーだと思っておきましょう。
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