自己発信力とは?その意味と鍛える方法
自己発信力とは?どんな意味?
自己発信力とは何でしょうか。自己発信力とは、例えば、留学経験のある”英語力のある社員”が、得意の英語を駆使してプレゼンをしたとします。
しかし、そういったカタカナ文字(英語)や専門用語などを多用したプレゼンでは、もちろん企画意図をわかりやすく伝えるなんてできません。発信をする側として、聞き手に話の趣旨が伝わらないようでは、プレゼンの意味がなくなってしまいます。自己発信力とは、いかに相手に自分の意見を的確に伝えられるのか、が何よりも重要なのです。
自己発信力とは「自分の意見をわかりやすく伝える能力」
自己発信力とは『自分の意見をわかり易く伝えるチカラ』です。ただ発信すればいい、というだけではだめなのです。どんなに巧みな文章であっても、相手が理解できない内容であれば自己発信力があるとは言えません。”言いっぱなし”にならないように、自己発信力を鍛える必要があります。
高い自己発信力を身に付ければ、どんな状況・どんな商品でも『魅力』を引き出すことができるのです。
自己発信力で重視すべき点とは?
先でお話しした通り、自己発信力では『わかりやすさ』が重視されます。
例えば、資料を使ってプレゼンをするのなら、文字だけでなく図案やイラスト、写真などを用いるのです。身振り手振りのジェスチャーなどを交えて語るのもいいでしょう。聞き手によっては理解度の違いもあるため、相手の目を見て、反応を察しながら伝えていくようにする工夫も必要です。
自己発信力には「わかりやすさ」が重要!要点を抜き出すべき
わかりやすさを意識するうえで大切なポイントを、ひとつ例えを出して見てみましょう。
新入社員として、会議の席ではまず議事録を取ることから始めます。議事録を取る場合、参加者の発言をそのまま記録するのではなく、重要だと思う内容を抜き出して箇条書きにしてみたり、表にしてまとめてみるといいでしょう。
議事録は会議を振り返るために残すものなので、読み手にとって理解できるものにするのが大切なのです。このように、ビジネスシーンにおいては、自己発信力の有無が取引成功のカギを握っているといっても過言ではないでしょう。
自己発信力を鍛える方法とは?
とはいえ、実際にどうすれば自己発信力を高めていけるのでしょうか?基本的には、小さな練習の積み重ねです。書いて、読み上げて、第三者に聞いてもらうのが一番有効な方法です。それを聞いてもらった人に、「どこが理解できなかったか」「どこがわかりにくかったか」などを指摘してもらうのです。
学生さんであれば、授業の講義を聞いた後、レポートをまとめる機会があるでしょう。その際に、この練習をしてみるのをお勧めします。
鍛える方法1)受信者に意見を求める
読んでいる人・聞いている人が内容を理解してくれているかどうかは、もちろん自分自身では判断がつきにくいです。たとえ本人がわかったつもりで書いたとしても、他人が読んだら意味が通じない……なんて場合が多々あるのも事実です。
自己発信力を鍛える方法を身に付けるまでは、講演などをした後には可能な限り質問を受け付けるようにし、回答すると同時に自分の話に何が足りなかったのかを確認するようにしましょう。
鍛える方法2)どうでも良い話を起点にコミュニケーションする
自己発信力を鍛える方法として、相手の心情を理解しているかどうかが重要となってくるため、どうしてもコミュニケーション能力を鍛えることにもつながってきます。自己発信力を鍛える方法として、あなたが誰かと仲良くなろうとするとき、まずは「どうでもいい話」からはじめているはずです。
自己発信力を鍛えるためには、いかに「どうでもいい話」を起点として『自分と相手との距離を近づけられるか』という点がポイントなのです。自己発信力を鍛える上で最も大切なのは、一方的に話を進めるのではなく、交互に行う会話形式であるのが大前提という点です。
イメージとしては、テニスなどのラリーをイメージするとわかりやすいですね。自分だけが一方的に長く話している状況を、「不自然だ」と感じられるようになりましょう。
自己発信力とは分かりやすく伝える力!鍛える方法はコミュニケーションを取ること
自己発信力とは分かりやすく伝える力です。その鍛え方はコミュニケーションを取る事です。影響力を持っている人間は、総じて『自己発信力に長けている』人である場合がほとんどです。どんなに高い技術をもっていようとも、どんなに良い商品を手にしていても、その魅力を正確に伝えるためのチカラがないと、井の中の蛙のままで終わってしまいます。
プレゼンであったり、書籍であったり、メディアであったり……。それらの環境の中にいて、どう発信していけばいいのか。また、何に重きをおいて発信していくべきなのか。それらを理解し、正確に、わかりやすく伝えていく能力を鍛えるのが大切です。そして、その能力は自分のキャリアに良い意味で大きな影響力をもたらせてくれるのでしょう。
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