目上の人に間違って使ってしまっている敬語~世の中に定着している誤った言葉集~
ビジネスシーンで敬語が使えない人は意外と多い
社会人になると、ビジネスシーンなどで多くの敬語を使わなければなりません。目上の人にきちんと敬語を使えなければ、周りの人からの評価が下がってしまうでしょう。
しかし、最近では敬語が使えない若者や、間違った敬語が定着しているケースが多くみられます。自分では失礼のないように話しているつもりでも、正しい敬語を知っている人からすればみっともないと思われてしまいます。
上司や取引先の相手に失礼のないように、ビジネスマナーにおける正しい敬語を知っておきましょう。
間違いやすい敬語「了解しました・すいません」
よく、上司から「~やっておいて」と頼まれることがありますが、その際の返事として「了解しました」はNGです。「了解しました」はフランクな表現になりますので、「承知しました・かしこまりました」に言い換えるようにしましょう。
何かミスをしてしまった際の「すいません」もビジネスシーンではNGです。「すいません」は口語表現になりますので、目上の人には失礼にあたります。ですので、「すいません」は「申し訳ございません」に言い換えましょう。また、上司に話しかける際の「すいません」は、「恐れ入ります」に言い換えると良いです。
は間違った敬語として「バイト敬語」が定着している
「バイト敬語」といものをご存知ですか?
コンビニなどに行って買い物をすると、「○○円からお預かりします」と言う店員が非常に多いでしょう。しかし、これは間違いです。正しくは「○○円をお預かりします」です。○○円から何かを預かるのではなく、お客様から○○円をお預かりするという解釈が正しいので、これは敬語として間違っています。
他にも、ファミレスに行くと「ご注文のほうはお決まりでしょうか」と聞かれると思いますが、これもNGです。正しくは「ご注文はお決まりでしょうか」になります。方向を意味する「ほう」は必要ありません。
こういった誤った敬語は、多くの店員が使っているので、世の中に違和感の無いように定着してしまっていますが、正しい敬語ではありませんので注意しましょう。
目上の人やお客様に間違った敬語を使わないように気を付けよう
ビジネスパーソンや社会人に限らず、これから就職活動にのぞむ就活生であっても、目上の人にきちんと敬語が使えるのが当たり前とされています。学生の場合、きちんとした敬語を使うには、アルバイトなどの組織の中で身につけていくのが最適な方法です。アルバイトが難しい学生であれば、サークル活動などで先輩に正確な敬語を使って会話するよう心がけましょう。
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