成果と結果という言葉が表す意味の違い

2017年11月10日2020年3月31日日本語

成果と結果には意味の違いがある

そもそも成果と結果は、言葉としてどう違うものなのでしょうか？まずその成果と結果の言葉の意味の違いから見ていきます。成果と結果の言葉の意味の違いを見ると、成果は、良い結果という意味になり、結果はただただそのある物事の最終結論を指すものです。結果は、悪い意味になる場合もあります。

成果は良い意味でしか使われない

成果は、そもそもが良い結果という意味なのですから、日常で使われる際にも、良い意味でしか使われない言葉です。たとえば、「○○が悪い成果になった」といったような使われ方はまずしません。そういった場合は「悪い結果になった」といったような使われ方をするのです。成果と結果には、根本的な意味合いの違いがあります。

成果と結果には過程を見るかどうかの違いもある

成果と結果の違いとしては、成果は物事の過程も見るが、結果は物事の結末だけを見るといった違いもあります。こういった意味での成果と結果は、成果主義、結果主義というかたちで使われるのです。これは、ビジネスの世界では良く使われる言葉なのではないでしょうか？この違いはしっかりと覚えておかないとなりません。

結果を重視するのが結果主義

結果主義は、結果が出ないとその時点でダメになります。ある一定の目標を達成することができない場合、結果主義としてはNGとなるのです。しかし、成果主義であれば目標には届かなかったとしても、それまでの過程が素晴らしいプロセスをたどっていれば、それで良い評価を貰えることがあります。それも成果と結果の違いと言えるでしょう。

成果と結果では評価する能力も変わってくる

成果と結果の違いとして、成果主義と結果主義の違いを見ていくと、その二つにはまだ違いがあることも覚えておかなければなりません。それは、その二つの主義では、評価する側の求められる力にも違いがあるということです。たとえば結果主義なら、ただ単に結果をクリアしているかどうかを数字で見ていけば良いだけですから、何も難しいことはありません。

成果主義は評価者にも実力がなければならない

ですが、成果主義の場合は、途中の過程を評価できるだけの力がないとならないということになります。途中の過程がどれだけ革新的な方法で、今後の基準になりそうな方法だったとしても、それに気が付ける、それをきちんと評価できる人が評価者でない場合は、成果が評価されなくなってしまいます。ですから、成果主義とは、評価者も実力が必要なのです。

成果と結果は結果の良し悪しと過程や評価の仕方という点に違いがある

成果と結果の違いについてのご紹介でした。成果と結果と言う言葉の意味だけ見ていくと、成果は良い結果という意味になります。成果主義と結果主義になると、また多少意味が変わってきて、結果主義は結果だけを見て、成果主義は過程も見るのが、この二つの言葉の違いであり、面白いところでしょう。言葉の意味合いをしっかり把握して、使い分けることが大切です。