労働組合の役員を頼まれたときの断り方3選

2016年12月6日

労働組合の役員は断りづらい

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労働組合の役員とは、組合業務において協議を行ったり、決定事項について経営陣と団体交渉を行ったりする役割をもっています。本来であれば、立候補者に担当してもらいたいものですが、もともと従業員が少ない会社等では役回りとして順番に役員が回ってきたリ、同僚に頼まれたりしてなる場合が多いでしょう。そうなると、本当はやりたくないと思っても断りづらいものです。では、そういった場合にうまく労働組合の役員を断るには、どうすればいいのでしょうか。

労働組合の役員を頼まれたときの断り方①:「やりたくない」と意志表示する

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一番簡単で正直なのは、正攻法で労働組合の役員を「やりたくない」と意志表示をする断り方です。労働組合の役員は強制されるべきものではありませんし、自分がやりたくないなら、はっきり自分の意思を説明しましょう。会社によっても、労働組合によっても状況は違うかもしれませんが、本来、労働組合の役員は組合員の代表として組合員の要望を取りまとめて、会社側と交渉するのが役目です。そんな役目を無理に担当すると、会社・労働組合の両方に迷惑をかけることになります。素直な断り方をすれば、納得してくれるでしょう。

それでもダメなときは周囲に根回しをしてみる

正攻法で労働組合の役員を断っても、ダメなときがあります。職場の上司から「労働組合の役員になってくれたら仕事の面で優遇するから」とかなんとか理由をつけて頼まれることもあるでしょう。そんなときは、周囲に根回しをして上司に諦めてもらうようにしましょう。なぜ労働組合の役員にはなれない理由を周囲の同僚に説明して、上司が無理強いしにくい雰囲気を作るのです。上司も労働組合の役員に誰もなりたがらないことは分かっているので、他の人をターゲットに切り替えてくれるでしょう。

労働組合の役員を頼まれたときの断り方②:「移籍する」と話してみる

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会社によっては複数の労働組合がある場合があります。その場合には、会社に複数の労働組合があることを利用して、「役員をしなければならないのであれば、別の労働組合に移籍する」と言ってみましょう。その労働組合にとっては一番困ることですから、役員への推薦をあきらめてくれるはずです。労働組合にとっては、役員のなり手がいないことよりも組合員が減る方が問題です。そう言われてしまった場合は、話が別の人のところへ回るでしょう。会社に複数の労働組合があることを利用した断り方も、効果があるといえます。

労働組合の役員を頼まれたときの断り方③:公務員の場合は「脱退する」と言ってみる

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公務員が役員を頼まれた場合は、「労働組合を脱退する」と伝える断り方をしてみましょう。もはや断り方ではないかもしれませんが、効果的です。一般企業なら会社と労働組合がユニオンショップ協定を結んでいて、労働組合の組合員でなければ会社は社員を雇用できない仕組みになっていることがあります。しかし、公務員の場合は労働組合に加入するかしないかは、それぞれの自由です。公務員にとって労働組合への加入は自分の自由で決められることですから、役員になるのを無理強いされることはありません。「どうしても、と強制されるなら労働組合を辞める」と言えば、大抵は諦めてくれるでしょう。

どの断り方をしてもダメだったときは条件付きで受け入れてみる

どの断り方を試してみても頼まれてしまう、そういった場合もあるでしょう。その場合は、条件つきで受けてみるのもひとつの方法です。労働組合の役員は、誰かがやらなければいけないものです。それがたまたま自分に回ってきただけ、と考えて受け入れてみるのもいいかもしれません。とはいえ、責任が伴ってくるため、どうしても嫌だという場合は断りましょう。

どの断り方をしてもダメだったときに受け入れる条件は「1年だけ」

いままで紹介してきたいろいろな断り方を使っても、どうしても労働組合の役員を引き受けざるを得ない場合には、「今年1年だけ」などの条件で、できるだけ楽な役員にしてもらいましょう。労働組合の役員になってくれと依頼している人は、断られるのは覚悟の上で頼んでいます。役員になってくれるなら、とあなたの希望をかなえてくれる筈です。どうしても断れないときは、1年だけの役員という希望を聞いてもらいましょう。

労働組合の役員を頼まれたときは「意思表示・移籍すると話す・公務員の場合は脱退すると伝える」などの断り方を試す

労働組合の役員を頼まれたときの断り方を見てきました。断り方には「やりたくない」という意思表示をしたり、移籍すると話したり、公務員の場合は脱退すると伝える方法がありました。どの断り方を試してもダメだった場合は、条件付きで受け入れてみましょう。労働組合の役員のなり手がなかなか見つからない状況は、良いことではありません。そんな大役を任せられるほど信頼されていると自負して、経験してみるのもアリでしょう。しかし、無理は禁物です。

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2016年12月6日ビジネス

Posted by BiZPARK