異動や転勤で職場の人にお礼をする際に気をつけたいマナー
異動や転勤が決まったら職場の人に挨拶するのがマナー
異動の際、職場の同僚やお付き合いのあった方へ挨拶に出向くのは社会人としてのマナーです。特に勤務中はよくしていただいたという方には、他の人から情報が伝わってしまう前に、できる限り早くその詳細を知らせに走りましょう。本人が居なくなって異動を初めて知った、ということには絶対にならないようにします。
異動の多い職場や勤務者が多い場合は品物は控える
ただ挨拶自体は当然行うべきものとされつつも、重ねて物品を渡してのお礼という形をとるかどうかは本人の判断以前に、職場の慣習によっても違ってきます。転勤や異動の多い職場や勤務者の多い部署では、お礼をする人の負担も、される人の負担も大きくなることが案じられるでしょう。したがって、あえてお礼などで物のやり取りをしないようにと、決まりこそないものの暗黙の了解が見られます。前例のないことをしてしまうと、最後の最後に職場との軋轢を生んでしまいかねません。お礼の品物を渡すべきか否か、職場の決まりに従ってください。
お礼の品を渡す場合は早めに用意する
お礼をしようと自分で判断したのなら、転勤や異動が決まった早い段階で準備を進めるのがおすすめです。なぜならば異動の挨拶に回る時が、最もお礼をしやすく、相手に気持ちを受け取ってもらいやすい場となるからです。「お礼の品を用意していないから挨拶に回れない」とならないために、やると決めたら早めに行動をおこしましょう。
お礼の品はあくまでも添え物
お礼の品は、こちらがメインとばかりに高額で豪華な品を選ぶことなく、お礼の品は気持ちを表すための補助として使用しましょう。異動するまでお世話になりました、という気持ちを言葉で精一杯伝えられるよう努めてください。
では、お礼の品にはどういったものが相応しいのでしょうか。
お礼の品はお茶菓子などが最適
お礼と共に渡す品は、軽くいただけるお茶菓子などにするのが適切です。原則、お礼の中身は人によって差が出ないように考えるべきですが、同僚に上司に取引先の相手にお客様と、渡す相手が幅広くなる場合には同じ菓子に固執する必要もありません。常温で頂ける和菓子と洋菓子をそれぞれ見繕って、相手に応じて手渡しするとよいでしょう。
また、ハンカチなどをお礼の品にと考える方も多いですが、好みに合わないものだと職場の同僚などに気を遣わせてしまう場合もあるので、避けた方が良いかもしれません。
職場の人からして頂いた送別会にはお礼をする必要はない
長く務めた職場では、異動の際に送別会を開いてもらえることがあります。思いがけなく楽しい時間を過ごせたことと、皆の門出を祝ってくれる気持ちに心打たれ、中には送別会に対してお礼をしたいと感じる人もいるようです。送別会自体が既に、職場側からの感謝を表したイベントとなるので、感謝に感謝を返すという行為はもちろん義務にはなりません。
送別会に対してお礼をするなら終了後に早めに伝えるのがおすすめ
とはいえ祝われた本人がどうしても感謝したいと考えるのなら、それを止める決まりもまた存在しません。送別会に対してお礼をするのなら、その熱が冷めて完全に意識が日常に回帰してしまう前に、手紙を渡したりメールを送ったりして行うのがおすすめです。忙しくなかなか行動が起こせなかったとなると、お礼を返された相手の今更感が強くなってしまうので注意しましょう。
異動や転勤の際は職場の人に挨拶周りをするのがマナー!お礼の品には茶菓子が最適
転勤や異動の際のお礼は強制ではないので、忙しかったりトラブルでごたごたとしたりしている中でも、やらなくてはいけないものではありません。自分の気持ちに従って行動しましょう。それから、異動に限らず、お礼等のやり取りをしないと定められている職場では、感謝の気持ちを示したいと動くことで、かえって騒動を巻き起こしてしまうこともあるのでまずは確認しておいてください。その後、お世話になった人たちに早めにお礼をするようにしましょう。
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