振替休日と土曜日の関係は複雑？休日出勤する際に抑えておきたいポイント

2017年6月27日2020年3月31日休日出勤, 振替休日

【振替休日は？】土曜日に半日だけ出勤した

土曜日に出勤する必要はあるが1日仕事ではなく、半日だけ出勤したという経験があると思います。

そういう場合の振替休日はどうなるのか、制約はあるのか、と心配になるものです。

この場合は休みの分散が認められるときと、そうでないときがあるということに気をつけなければいけません。そして、振替休日を取得するうえでもっとも重要なのは、土曜日がどのような休みであるかというポイントです。

【週休2日の場合】土曜日に半日出勤のケースは振替休日も半日

週休2日の会社で土曜日に半日の出勤をする際には、当然のことながら振替休日も半日取得できます。この時のポイントは他に1日休みがある事で、振替休日が半日の場合でも法定休日なら適用外で、土曜日は法定外休日であることが条件となるので注意が必要です。

土曜日が祝日の場合の振替休日

1年の中で、土曜日が偶然祝日になってしまう場合があります。最近はハッピーマンデー制度の導入で月曜祝日の場合が増えましたが、日にちで設定されているものは土曜日から動かせません。

週休2日制を導入している企業の場合、日曜が祝日の場合には暦の上でも月曜が振替休日となりますが、土曜日が祝日になってしまった時の振替休日の対処は迷ってしまうものです。

【土曜日が祝日】振替休日は企業の判断次第

土曜日が祝日の場合には、振替休日が取得できるかどうかは企業次第です。ほとんどの企業では土曜日も休みの週休2日ですので何も問題ありませんが、取引先の都合などで出勤することになった企業などは他の日を振替休日にすることがあります

これは法律上では何の問題もなく、企業の判断で振替休日を設定したパターンです。

また、振替休日と違い土曜日が祝日の場合に出勤をしても、手当てはつかず賃金が変わらないので注意が必要です。

土曜日が出勤になり振替休日を取る場合の注意点

土曜日に出勤して振替休日を取るケースでは、企業の中には起算日を日曜日にしていることがあります。その為、出勤を前日に伝えられると、振替休日が翌週以降になってしまう可能性があります。

これにより週40時間の労働を超過する場合も考えられるので、賃金が変わるかどうかのチェックは必要です。

【起算日は要確認】土曜日に働いて振替休日を取得する

起算日というのは企業が独自で決められますので、日曜日になっているのか土曜日になっているかで、次週以降に振替休日が設定されているときの賃金の計算方法が変わってきます。

こういったケースを想定して、あらかじめ基本給に時間外労働、いわゆる残業代を含まれている場合がありますので、振替休日とは関係なくとも、自分の労働時間や就業規則は土曜日の出勤前までに確認しておきましょう。

法定外休日の土曜日と振替休日は複雑な関係！出勤日までに確認しておかないと混乱するかも

一言で土曜日と振替休日と言っても、その関係は就業規則など様々な要因で変化します。休日に出社したケースや土曜日が祝日などといった外的要因が絡んでくると余計に複雑になるのです。

特に半日だけ出社など特殊なケースでは企業側がどのように規則を設定しているかで状況は変わりますのが、いずれにせよ振替休日の取得や賃金などを計算する上で重要ですので、抑えておいて損のないポイントです。