会社を休職して留学したい時のチェックポイント
会社を休職して留学したい時のポイント1 留学によって休職できる期間
休職期間の長さは、特に法令上の定めはなく、原則会社側が独自に就業規則上で定めています。休業期間の長さが知りたい場合はまずご自身の会社の就業規則を見てみてください。
まれに就業規則上に休業についての記載がない場合がありますが、こういった場合は人事の方に相談してみてください。
会社によっては福利厚生としてそういう制度を設けている場合もあります。何はともあれまずは就業規則を確認してみてください。
休職をするためにそれなりの理由が必要
休職をするためにはそれなりの理由が必要です。
これは休職者のために会社が負担するものを考えれば理解できるかと思います。
例えば休職中においても社会保険料は払い続けなりません。ご存知の通り社会保険料は自己負担分と会社負担分があります。
会社はたとえ当人が休職中であっても社会保険料のうち会社負担分を払い続けなければならないのです。
参照:休職中の社会保険料の取扱いと休職規定サンプル
と考えれば、自分の希望である留学による休職を会社として大手を振って賛成することは難しくなります。
会社を休職して留学したい時のポイント2 休職してまで留学する意義
留学によって何を得られるかが非常に重要です。
基本的に、会社の利益に繋がる内容でなければ、留学は受け入れてもらえません。留学することは、あくまでも自分の為になるので、会社は個人の勝手な都合での休職を認めてしまうと、会社の風紀が乱れる恐れがあるので休職は認めません。
留学するメリットをアピールすることが重要
留学で休職するのであれば、自己アピールが重要です。自己アピール無しで休職する事はできません。留学によって、どれだけ会社にメリットがあるのかを説明して、説得しなければなりません。
海外でなければ学べない上に、会社にメリットをもたらす目的は限られているので、実際に留学による休職を願い出るのは難しいです。
会社を休職して留学したい時のポイント3 留学による休職で会社に及ぼす悪影響
休職をするというのは、その期間は会社の業務を行わないという事です。それだけ、他の社員に負担がかかる上に、引き継ぎの内容が不十分であれば会社に不利益をもたらします。
留学してから引き継ぎの内容に不備が見つかっても、容易に連絡をとることが難しいので、予め完全に引き継ぎを終わらせておく必要があります。
自身がどれだけの地位にいるかが重要
ある程度の役職を与えられている場合において、留学を理由に休職を願い出てもそれを受理されるケースは少ないでしょう。
たとえ、受理されたとしても、帰国して復職した頃には自分の役職は後輩や同僚に奪われています。
降格させられて平社員からの再スタートになる可能性が高いので、留学によって休職を考えている場合には、そういったリスクも考慮しましょう。
休職して留学するには会社によほどのメリットが無いと不可能
留学による休職が認められる為の要件としては、その留学で得たスキルによって、会社に大きな利益がもたらされることが挙げられます。
余程の会社にとってのメリットが無ければ、留学による休職は不可能と知っておきましょう。また、留学による休職を認めてもらえたとしても、与えられていた地位を失う覚悟が必要です。
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