【納会の乾杯の挨拶】リーダーの資質が問われる3つのポイント
納会の挨拶のポイント1:内容も表現も「明るく」が基本
納会はその年度の最後や、チームの解散の際に行われるものですから、参加者全員が気持ちよく最後を締めくくれなくてはなりません。
その納会の冒頭に、全員で杯を開ける「乾杯」は、会の印象を決定づけてしまう重要なセレモニーと言っていいでしょう。ですから、内容も表現もとにかく「明るく」、これが基本です。
全員の労をねぎらう言葉を含める
まず、挨拶の指名を受けたら、明るい笑顔で登壇しましょう。そして、参加者全員の顔を見ながら挨拶するのです。「どんなに大人数でも、すべての人の顔を一度は見る」という意識を持つといいでしょう。
内容もできるだけ明るくし、全員の労をねぎらう言葉を必ず盛り込みましょう。一人ひとりが「自分の労をねぎらってくれている」と感じるような挨拶になるのが理想です。
一年の成果を盛り込む
組織やチームの残した具体的な成果を盛り込むのもおすすめです。たとえば、営業部の納会であれば「今期、目標を大きく上回る業績を残せた」というような一言を添えるといいでしょう。
納会の挨拶のポイント2:避けたほうがいい内容
一方、あまり好ましくない挨拶や、避けるべき内容もあります。納会はテンションが上がりやすいものですから、つい口がすべって、不用意な発言をしてしまうことも少なくありません。
避けたほうがいい内容について、簡単に触れておきましょう。
説教は絶対にNG
一番いけないのは、説教です。冒頭に触れたとおり、納会は最後の打ち上げの会です。全員が気持ちよく締めめくれなくてはなりません。そんな納会の乾杯で、リーダーが説教を始めたとしたら、どうでしょう。全員がしらけ、暗く盛り上がらない会になるにちがいありませんよね。
そうならないように、もし、業績が不振だったとしても、最後に参加者が元気に顔を揃えられたことを喜ぶような内容にすべきです。
個人名は出さないほうが無難
また、個人名は、それがその人を褒めるような内容のものだったとしても、できるだけ出さないほうが無難です。納会はあくまでも「参加者全員のための会」です。
納会の挨拶のポイント3:「簡潔」に!!
実は納会の乾杯の挨拶で最大のポイントとなるのは、内容ではなく、「簡潔に」という部分になります。それはなぜかをご説明します。
乾杯の際の状況を認識
乾杯の際には、参加者全員がおのおのグラスを手にしています。そして、リーダーの挨拶を聞くわけです。多くの人が「早く乾杯して、喉を潤したい」「おなかが空いたから、早く食べたい」と思っているはず。そんな状況で、長々と挨拶されては、ほとんど人が不快になるにちがいありません。聞く人が「早く終わらないかな」と思うような挨拶は、内容がいかに良くてもNGと言っていいでしょう。
上記の内容を簡潔にまとめ、できるだけ手短に話す、これが乾杯の挨拶の最大のポイントであり、コツなのです。
納会の乾杯の挨拶の基本は、「明るく、簡潔に、説教はNG」!
納会での乾杯の挨拶で押さえておくべきポイントは3つ。「明るく」「簡潔に」「説教はNG」です。特に説教に関しては、本人は来期に向けてエールを送るつもりで話しても、聞き手は説教されていると感じることが少なくありません。
「たかが乾杯の挨拶」と軽視せず、話す内容を一度原稿に起こして、事前に自己チェックするといいでしょう。
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