カラオケ業界がカラオケ離れする客層へ手がける面白いサービスとは

2017年7月20日サービス業

若者がカラオケ離れしている理由とは?

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ここ数年で若者のカラオケ離れが急増し、カラオケ業界では業績面で非常に苦戦をしています。そもそも飲みに行かない若者が増加傾向にあり、そうなると二次会でカラオケに行く機会も少なくなっている、というわけです。このような傾向で年々若者のカラオケ離れが進み、カラオケ業界では深刻な問題となっています。

カラオケ離れの要因①:カラオケ店のスタイルが時代に合わない

AKB48やEXILE、アナ雪など人気があることからもわかるように、若者やファミリー層は歌が嫌いになったわけではないのです。カラオケ離れが続いている要因として考えられるのは、約30年以上も前から続く、カラオケ店のスタイルが時代に合わなくなったというところにあるのです。

時代とともに、人のライフスタイルも考え方も趣味嗜好も変わる。その時代に合わせた工夫を凝らしていくことで、カラオケ離れを防ぐことができるはずです。

カラオケ離れの要因②:ストレス発散の場でなくなっているから

最近の若者は「自分のペース」を非常に重視します。また一人一人、趣味嗜好も多様化しています。その結果、人に合わせて無理矢理いやなことをするということが少なくなり、カラオケに行けば、多くの時間は人の歌を聴くことになる。

会社の人とカラオケに来た場合、テンションが上がらなくても、人の歌を聞いて手拍子をしなければいけない。そうなると楽しいわけでもストレス発散の場でもなくなり、逆にストレスが溜まる…ということになってしまいます。

カラオケ離れの要因③:フェス人気が上がっている

続いてカラオケ離れを招いている要因として考えられるのが、フェス人気が上がっているからです。同じ音楽関係とはいえど、ライブやフェスの楽しみ方はカラオケとは異なり、人気を集めています。

ライブには、同じアーティストが好きな友達と行く人がほとんどです。中には一人で行く人もいます。SNSなどで知り合った仲間同士で参加する場合もあるそうです。フェスの場合、自分の好きなアーティスト以外も参加しています。その中で、それぞれが好きなアーティストを応援している姿が人気の要因なのかもしれません。

ライブやフェスは、自分のペースで楽しむことができます。そういった楽しみ方の違いから、ライブやフェスの人気は絶賛上昇中です。

カラオケ業界の今後の戦略とは?

ここまで紹介してきたように、カラオケ離れが急増しカラオケ業界では深刻な問題となっています。では今後も、今までと同じ経営の仕方でいいのかと言ったらそうはいきません。やはり、カラオケを利用してくれる人を増やし業界を盛り上げる為にさまざまな戦略を考えなければいけません。カラオケ業界が今後どのような戦略で客層を伸ばそうとしているのかを紹介していきます。

カラオケ業界の戦略①:シニア層の獲得

シニア層の獲得は、午前中や平日の空室率を低下させることにつながります。今までカラオケ店に来たことがない人や、カラオケに行ったことはあうけど、あまり楽しめていない人に、また次もカラオケに行きたいと思ってもらい、楽しんでもらわなければ再度の来店は見込めない。シニア層に特化したカラオケ教室の開催やシニアデーの設定を始め、いかに地域のシニア層に来店してもらえるかということを考え、カラオケ店を、コミュニケーションを取る場として捉えてもらい、まずは来店しやすい雰囲気を作るなどのサービス提供で利用者を増やすことが大事です。

カラオケ業界の戦略②:主婦層の獲得

シニア層と同じく、主婦層の獲得は午前中、平日のアイドルタイムを埋めることができる重要なターゲットです。特定の時間に保育士を置く、ルームに子供が遊べるエリアを設置するなど小さい子供を持つ母親に配慮したルームを作り、シニア層と同じく、コミュニケーションの場として提供することで主婦層の来店を促すことが今後のカラオケ業界のカギの一つと言えます。

カラオケ業界の戦略③:ビジネスマン層の獲得

ビジネス街や繁華街近くにあるカラオケ店ではビジネスマン層の獲得も重要な課題となります。会議室として使いたいというニーズや、プレゼンの練習をしたいというニーズも存在します。Wifiや充電を使えるように完備すれば、外出時の空き時間に資料の作成などをしたいというニーズに応えられる可能性も出てきます。YouTubeに投稿する動画を作成する為に、スタジオ替わりに提供するという考えもできます。

カラオケ業界の戦略④:新しいサービスや「場」の提供

カラオケを、歌を歌うことでの「ストレス発散の場」と捉えれば、他の展開も考えられます。例えばカラオケの場を「ストレス発散」に特化し、皿を割れるサービスを付加するなど。専門の部屋を一部屋作り、防護マスク等を付けた上で、皿を思いっきり割ってもらう。その皿は不用品から集めてくれば、コストは少なくて済みます。そして割った後の皿は集めてリサイクルに回す。このように、今までにはなかったような場やサービスを提供する事で話題性や利用者を増やすことは、今後業界が生き残っていくためには必要な戦略だと言えます。

若者のカラオケ離れを食い止める新サービスが続々登場!

最近では、若者のカラオケ離れを食い止めるような斬新なサービスが続々と登場しています。特にカラオケ店パセラでは、様々なキャラクターとコラボしたコラボ系カラオケを売りとして、若者を中心に多くのお客様が来店しています。今回は、そんなパセラが提供する面白いカラオケルームサービスをいくつか紹介します。

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モンハンルーム

期間限定でカラオケ店パセラで行われていた、モンハンルーム。若者の間で特に大ヒットしているゲームのモンスターハンターの風景などをモチーフにした部屋でかなり注目を集め、たくさんのお客様が来店されました。

エヴァンゲリオンルーム

こちらもパセラで行われている、面白いサービス。ヱヴァンゲリヲンルーム!大迫力の初号機がお客様ををお出迎えしてくれます。エントリープラグを模したショーケース内部には、フィギュアや超レアグッズが展示されているので、マニアの方やそうでない方も、カラオケ以外としても楽しめる時間がすごせます。ロンギヌスの槍が埋め込まれたテーブル、天井には十字架、これは1度行くしかない!

戦国BASARA

こちらもゲームで大人気の戦国BASARA!まずは扉の透かし絵伊達政宗がお客様をお出迎えしてくれます !!部屋の中には戦国BASARAの世界観で埋めつくされています。 天井の戦国BASARAのフィギュアは目にすると圧巻間違いなしです !!パセラで大人気となっています。ぜひ1度来店してみては!

カラオケ業界はコラボなど斬新なサービスの提供でカラオケ離れを防いでいる

カラオケ業界が、カラオケ離れする客層へ手がける面白いサービスや、カラオケ業界の今後の戦略について紹介してきましたがいかがでしたか?カラオケの概念を覆すような新サービスに驚いた方も多いことでしょう。

今後のカラオケ業界を盛り上げるには、今回紹介したような斬新で新しいサービスの提供がカギとなりそうです。気になった方は是非足を運んでみてください!

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2017年7月20日ビジネス

Posted by BiZPARK