借り換えのメリットと審査に通るためのポイント
借り換えとは他の金融機関でローンを借り直すこと
通常は、同じ金融機関の別のローンなどに借り換えることはできません。ですので、借り換えとは別の金融機関を利用します。そのため、必然的にその新たな金融機関の審査を受ける必要が出てくるでしょう。別の金融機関であっても、それまでの借入者の信用情報は「個人信用情報機関」という第三者機関でわかるようになっていますので、過去の取引や返済履歴などは金融機関に筒抜けだと心得ておく必要があります。
借り換えの審査基準は厳しめ
そして、新規借り入れなどに比べて、借り換えの審査基準は厳しめです。なぜかというと、金融機関の立場になってみればわかります。金融機関が一番重視するのは、きちんと返済できるかどうかです。そして、借り換えをするということは、以前の金融機関からの借り入れで返済に関してなにかトラブルがあったのではないかと疑われるのです。ですので、借り換えの場合は審査基準が厳しくなります。
審査では年収や返済履歴を厳しく見られる
借り換えの審査にとおるためには、通常の借り入れ以上に信頼性を高める必要があります。その信頼性とは、現実的に借り入れたお金を返済できる可能性と言い換えても良いでしょう。そのため、年収や勤務先での勤務期間、勤務先の安定性、役職、さらには年齢なども審査基準になります。また、扶養家族や、住居が持ち家かアパートか、なども審査基準になります。そして、厳しい目で見られるのが返済の延滞履歴です。
返済の延滞履歴があると借り入れで不利になる
借り換えを利用するということは、「以前の金融機関での返済が難しくなった」という場合もあるでしょうが、もし過去に返済の延滞があった場合には、借り換えの審査にはマイナスです。そのようなことがあると、いわゆる「ブラックリスト」に入ってしまうと考えましょう。そのような場合には、借り換えが難しくなったり、限度額が低く設定されてしまう可能性があります。
借り換えを利用すれば金利を下げることが可能
そのように厳しい審査基準がある借り換えですが、借り換えに無事成功すれば、金利を下げることが可能になります。通常、同じローンを利用していて、遅滞なく返済していても、金利が下がることは滅多にありません。限度額を増やせば金利が下がることがありますが、年収の3分の1以上の借り入れは原則としてできませんので、限界があります。ですので、借り換えの審査基準をクリアできるのであれば、借り換えを利用した方が断然良いです。
消費者金融を利用しているなら銀行系カードローンへの借り換えがおすすめ
初めて借り入れする場合は、どこに借りて良いかなど全く分からずにとりあえず借りやすい金融機関から借りるでしょう。一昔前のような極端に高金利の貸金業者は、貸金業法により減っているはずですが、それでも年18%程度の利息がある消費者金融は多くあります。それよりは数%でも安く借り入れができる銀行系カードローンへの借り換えを利用した方が、長期的に見るとお得です。滞納などがなく、安定収入があれば、審査に通る可能性は高くなります。
借り換えの審査に通るには年収や返済の延滞履歴等において信頼性を証明する必要がある
借り換えは、借りる側だけでなく、借り換え先の金融機関にとっても新たな顧客が増えるので、歓迎すべきことです。ですが、借り換えをする人がきちんと返済してくれるのかどうかについては厳しい目で審査します。そう考えると、借り換えの審査で一番大事なのは、やはり信頼性です。お金を貸して、それを踏み倒した友人がまたお金を借りに来たら、その友人にお金を貸しますか?それと同じ事なのです。
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