派遣でも東京で一人暮らしは可能なのか
東京の一人暮らしで望ましい最低月収は25万円
何かと出費のある一人暮らし。ただでさえ物価が高いと言われる東京では、食費や雑費・交際費を切り詰めても、月収は少なくとも25万円は必要だと考えた方が良いと言われています。
そして食費・家賃・公共交通機関等々を生活費用に含めた場合、支出は年間200万程度が最低ラインだと考えられています。
年間支出の40%は家賃が占めているという声も
実際に、派遣で一人暮らしをしている人の年間支出の体験談を見ておきましょう。
東京で一人暮らしを始めて丸々1年が過ぎたので、1年間の生活費支出を計算してみました。
■1年間の生活費支出合計:1,935,192円 (月平均:161,266円)
家賃だけで見ると1年間の合計872,640円で200万円のうちに占める割合は45%とかなり大きい結果になりました。やはり東京で一人暮らしをしていく上では、家賃が最大のネックになる気がします。
ちなみに、臨時支出(車の税金や保険、冠婚葬祭費、旅費など)は含んでいません。
派遣の平均収入は月17~25万円が相場
業種や地域によって差はありますが、一般的に派遣社員が東京で受け取れるとされる平均賃金は、月収17~25万円といわれています。これだけ見ると、派遣が東京で一人暮らしができるかどうかといわれると、かなりの節約が必要だと感じるでしょう。
中には、勤務先の社長に仕事振りが評価されて30万円以上の月収を得ている人もいるようですが、年収ベースでみるとどの程度が相場なのでしょうか。
派遣の年収は400万円以下が全体の8割強
ある調査機関の調べでは、派遣社員の年収は400万円未満が全体の約8割強を占めるという結果になりました。その中でも200万~300万円が最も高い割合となっており、次いで300万~400万円となっています。
このことから見ても、派遣が東京で一人暮らしをするなら、場合によっては副業が必要になるかもしれませんね。もしくは、東京近郊から通勤に時間をかけた方が確実かも。
とはいえ、本当に派遣が東京で一人暮らしをするのは不可能なのでしょうか?
東京で一人暮らしをしていくためのポイントとは
これまで見てきたように、派遣が東京で一人暮らしをするのは決して無理ではないものの、できるだけ出費のかからない生活スタイルややりくりを考える必要があることが分かりました。
実際問題として、派遣の一人暮らしは難しいというのが素直な印象かもしれませんが、それでも実際に東京で一人暮らしをしている人はいるのです。
最後に、その体験談から東京で一人暮らしをするためのポイントを見ておきましょう。
派遣は時給1,600円あるかが分かれ目
私は、実際に「派遣で一人暮らし」をしていました(東京在住)。その経験からすると、「派遣の時給が1,500円では随分厳しい」というのが率直な感想です。
私が過去に受けた仕事の中で、一番少ないときで時給1,600円でしたが、それでも貯金はできませんでした。また、それ以上時給が少ない仕事だと生活に支障がでると感じたので、そもそも受けるのが不可能でしたね。
この体験談からも分かるように、派遣が東京で一人暮らしをするためには、その仕事だけで最低でも時給1,600円を確保する必要があるようです。
派遣でも東京で一人暮らしは可能! 但し時給1,600円以上が望ましい
今回は、派遣でも東京で一人暮らしは可能なのかと題して、派遣と東京での一人暮らしの関係について見てきました。結論からいうと、派遣でも東京で一人暮らしをするのは不可能ではありません。しかし、そのためには時給が1,600円以上あるかどうか、この点が大きな分かれ目になってきます。物価が高く年間支出が200万円ほどという声もあるぐらい、東京で一人暮らしには収入の最低ラインが大きく関わってきます。東京で就職をお考えの方は、まずはこの点を頭に入れて行動してみましょう。
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